はじめに
この記事はWHITEPLUS Advent Calendar 2017の24日目です。
こんにちは。株式会社ホワイトプラス、マーケターの@harupoです。
今回は、ワイもかつては一応エンジニアやってん・・・という思いを胸に、プログラムで操作できる照明の話を書こうと思います。
スマートIoT照明 『Philips Hue』とは
皆さんは、Philips社が販売している「Hue」という照明をご存知でしょうか。
出典:Philips Hue
「Hue」は見た目こそ普通の電球ですが、スマホやタブレットから照明のON/OFF、明るさや色を調整することができる特徴があります。
「…で?」
と思ったことでしょう。
「スマホで操作? 壁にあるスイッチを押せばいいじゃない。」
「調光できる? 一般的な色以外、普段の生活で使わないでしょ。」
はい、__全くその通り__です。
雰囲気の良い写真を持ってきて、Hueの魅力を伝えようと試みましたが、
冷静になって考えてみるとそうなりますよね。なお、上記は妻のセリフです。
けど、ちょっと待っていただきたい。
「Hue」は、スマホでちょいちょいと操作できるだけの照明ではないのです。
APIを使って制御できるんです。
自分で作成したプログラムからAPIを実行して、「Hue」を操作することができる。
つまり、__利用する側の創意工夫__によって、__利用用途は無限大__に広がるわけです。
……え? でも私はプログラムを書いたことがない?
大丈夫です。ご安心ください。
エンジニアじゃなくても、ちゃんと色々できるようになっています。
実際に、エンジニアからマーケターとして転生した私でも「Hue」を使えているのです。
冷ややかな妻の視線を除けば、何の問題もなく便利に使えています。
まずは、「Hue」の公式アプリの機能を見て見ましょう。
公式アプリだけでも色々遊べる
-
ルーチン設定
2. タイマー連動
* 起床時間に合わせて徐々に照明を明るくする。
* 就寝時間に合わせて徐々に照明を暗くする。
* 特定の時刻に照明を操作する。
3. GPS連動
* 外出したときに自動的に照明を消す。
* 帰宅したときに自動的に照明をつける。 -
シーン設定
- 任意の写真から色を抽出して照明を調光する。
- 例:夕暮れのシーン・北極のオーロラ・マグロのお寿司など
- 任意の写真から色を抽出して照明を調光する。
-
スマートスピーカー連携
- AlexaやSiriから照明を操作することができる。
- 例:「Hey, Siri 照明をもっと明るくして」
- AlexaやSiriから照明を操作することができる。
これらの事を、プログラムを1行も書く事なく実現することができます。
公式アプリだけでも結構遊べます。いえ、便利に使えます。
マグロのお寿司の写真で調光してみよう
Hue公式アプリには、好きな写真を読み込ませて、その写真の色合いを照明で再現する機能があります。なんと便利な機能なのでしょう。
具体的な例として、「鮪のお寿司」の写真を読み込ませてみます。
- 読み込んだ画像はこれ
これが……
こうなります。右上のランプがシャリ部分ですね。
ちなみに、天井のHue以外にデスクの上にも2つのHueランプがあるのですが、こちらもセットでマグロ仕様になります。
私は大変楽しいのですが、やはり妻の目線は冷凍マグロのように冷たいです。
APIを使って自由にHueを操作する
さて、APIを使うとどのようなことができるのでしょうか。
ホワイトプラスの社員目線で考えてみます。
- マーケティング
- 目標数値が達成したら、ハッピーな演出で照明が点滅する。
- システム
3. 障害が発生すると、照明が赤く光ってお知らせする。(https://hacklog.jp/works/52108)
4. プログラミングするときに、青系の光にして集中力を高める。 - プロダクト
4. 衣類の検品時にシミの見落としがないように、どんな環境でも同じ照度・色温度を再現できるようにセンサーとHueを連動させて調光する。
10分くらい考えてみましたが、なかなか出て来ません。
「それは照明を制御する以外の方法が適しているのでは?」→「いかにも。」の自問自答。
いい感じのアイディアを思いついた人は、是非こちらから「話を聞きに行きたい」を押してご連絡ください。そして一緒に楽しく働きましょう。
最後に
今回は紙面の都合で、APIを使ったチュートリアルまで踏み込むことができませんが、興味を持たれた方は是非Hueをまとめ買いして、開発資料を参考に楽しい照明生活を送ってくださいね!