はじめに
こんにちは、shirakiです。
タイトルにある通り、今回は「Google Cloud 認定資格」のうちの「Professional Cloud Architect」を取得しましたのでその体験記として記事に残したいと思います。
この記事がこれからProfessional Cloud Architectの取得を目指す方々に対して少しでも参考になればと思います!
この記事について
対象者
- googleが考えるGCPにおけるベストプラクティスを体系的に学びたい人
- googleの認定資格を取得してステップアップしてみたい人
- Associate Cloud Engineer を取得して次の資格を目指している人
Professional Cloud Architectとは
公式ページに「クラウドアーキテクチャと Google Cloud に関する専門的な知識を活かして、ビジネス目標を実現するために、スケーラブルで高可用性を備え、堅牢かつ安全な動的ソリューションを設計、開発、管理します。」と記載されている通り、
GCPの各サービスについて専門知識を有し、ビジネスの目標を実現するために最も適したプラクティスを導き出せる力を判定する試験となっています。
https://cloud.google.com/certification/cloud-architect?hl=ja
以下、試験概要の抜粋です。
- 試験時間: 2時間
- 試験の形式: 50 ~ 60 問の多肢選択(複数選択)式
- 受験方法: 遠隔監視オンライン試験 or テストセンターでオンサイト監視試験
- 受験費用: $200(税別)
- 言語: 英語もしくは日本語
- 推奨される経験: 業界経験が 3 年以上(Google Cloud を使用したソリューションの設計と管理の経験 1 年以上を含む)
試験までに取り組んだこと
-
パートナー認定資格のキックスタートを利用した学習
私が所属している会社は「Google Cloud パートナー」の認定を受けており、GCPの各種資格を取得するにあたっての学習コンテンツ※が提供されていました。
※Google Cloud パートナーの認定を受けることで特典としてPartner Advantageポータルが利用可能となり、学習コンテンツ(Google Cloud Skills Boost for Partners)を使用することができるようになります。そのため、今回の資格取得にあたっては手始めにこの学習コンテンツを活用し「パートナー認定資格のキックスタート」に従って学習を進めることにしました。
実際にやってみた感想ですが、最初から最後まですべてを実施するとかなりの時間を必要とします。
(おおよそ100時間程度)
その分、「Google Cloud とは」といった概要から始まりConsole や Cloud Shell を実際に使用した「ラボ」による学習といった基本の部分からIAM からネットワーキング、Kubernetes engine のデプロイ等の各種Google Cloudサービスの扱い方まで幅広く学ぶことができます。とくに、「ラボ」による学習では実際にGoogle Cloud プロジェクトとリソースセットを使用して学習を進めますので、座学では難しい「実物をつかった学び」を得ることができます。
時間があるのでみっちり学びたい人には、ぜひおすすめしたいコンテンツです。Partner Advantageについての概要はこちら:
https://cloud.google.com/partners/become-a-partner?hl=ja
Google Cloud パートナーではないけれど、個人的にGoogle Cloud Skills Boostを使ってみたい方はこちら:
https://lp.cloudplatformonline.com/rs/808-GJW-314/images/Skills-Boost_Innovators-Plus_Leaflet.pdf -
udemy模擬試験
https://www.udemy.com/course/google-cloud-professional-cloud-architect-i/
有償にはなりますが、必ず購入・実施しておいた方がいいと思います。
個人的な感覚にはなりますが、試験で出題された内容の半分くらいはこちらの模擬試験で見たことがあったなと感じました。(私の場合は日本語で受験したため、実際の試験問題と模擬演習では翻訳の一部差異が見られました。)
なお、この問題集は60問のセットが3つと20問の追加セットが一つで構成されており、全200問となっています。
基本的には1セットずつ取組み、9割の正答率が出せるようになった時点で次のセットに進むように取り組みました。 -
公式模擬試験
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScpVCxsKSrqMBmqJ4fiYrJfCSlMhJVIFaW_v3MD4xEd6NW0Bw/viewform?hl=ja
公式から模擬問題が無料で提供されていましたので、こちらも利用させていただきました。
回数に限りなくトライできますので、ほぼ100%の正答率になるまで繰り返し実施しました。
試験までに要した勉強期間
大まかには以下のような時間配分で進めていました。
- パートナー認定資格のキックスタートを利用した学習
約3か月 - udemy模擬試験/公式模擬試験
約1か月
いずれも、仕事の時間の合間を縫ってでしたので、日々の学習時間はまちまちでした・・・
いざ受験
試験概要の抜粋にも記載していますが、試験は「遠隔監視オンライン試験 or テストセンターでオンサイト監視試験」となっています。
いろいろ調べてみたところ、遠隔監視のオンラインで受験をする場合には所定の要件を満たす必要があるようで、今回はその要件を担保できるか否かの判断をする時間をとるよりは、オンサイトで受けてしまおう!といった考えのもと、実地で受験をすることとしました。
遠隔監視オンライン試験の概要はこちら:
https://support.google.com/cloud-certification/answer/9907748?hl=ja
どちらの試験方法でも、事前登録が必要となります。
試験登録の概要はこちら:
https://support.google.com/cloud-certification/answer/9907651?hl=ja
多少の緊張感はありましたが、やれることはやったつもりでしたので、平常心を心がけて挑みました。
試験時間自体は2時間ありますので、見直しも十分できていた記憶があります。
ただし、トイレ等で離席するためには試験官を呼び出して~といった手間と時間がかかりますので、試験に臨む際には事前に済ませておくことをお勧めします。(集中力も切れてしまいますし・・・)
さすがに、試験完了ボタンを押すときにはいささかの躊躇がありましたが、「エイヤ!」とクリックして無事(暫定)合格となりました!
受験後のはなし
- 合格通知がくるまで
私は3月の下旬で試験を受けたのですが、実際に正式な合格通知がくるまでにかなりの時間がかかりました。(約半月程度)
公式のアナウンスでは「 7~10 日程度」と記載されていますが、もし受験後10日を過ぎてもメールが届かない場合は、 サポート問い合わせをする方が円滑に進むと思います。
実際に問い合わせを行うと、Google Cloud 認定サポートの方から問い合わせ内容の状況についてメールが届きます。
公式ページ(Google Cloud 認定資格に関するよくある質問)はこちら:
https://support.google.com/cloud-certification/answer/9438208?hl=ja
- 合格時の特典
合格通知のメールには、Google Cloud Certification Perks Webstoreにて特典をもらえるコードが付与されています。
特典はその時々でラインナップが異なるようですので、何の特典がもらえるのかを楽しみとして受験に挑んでみるとよいかと思います。
ちなみに、私がゲットした特典はリストレストとナンバープレートカバーのセットでした。(他の特典は在庫がなかった…)
まとめ
今回はProfessional Cloud Architectに合格するために私が取り組んだ内容を体験記としてご紹介しました。
Professional Cloud Architectに合格するにあたっては、ある程度のGoogle Cloudを利用した経験もしくはまとまった学習時間が必要な試験であると感じました。
その分、合格することができればその過程で学んだ知識・公式からスキルを認められたといった価値を実感できる資格だと思います。
今回は以上となります。
最後まで、お読み頂きありがとうございました!
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