【RAIDとは。】
基本情報技術者試験やAWS認定試験などでも出題されますし、
IT業界で働いていく人にとっては必須の知識なので簡単にまとめました。
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)
複数HDを組み合わせることによって、1台の仮想的なHDとして認識させる。
これによって、システムの冗長性を向上させる技術のこと。
主なRAIDレベル
RAID0:ストライピング
複数のHDに同時に分散して読み書きをさせる。
まとめて1台の装置のように管理するRAIDの技術方式。
複数の装置に均等にデータを振り分け、並行して同時に記録することで読み書きを高速化することが可能。
しかし、複数のHDDに同じデータが保存されていないので冗長性や耐障害性がない。
RAID1:ミラーリング
複数のHDに同じデータを書き込む。
同じデータを2台以上のディスクに書き込むRAIDの技術方式。
複数の装置に同じデータを書き込ませるので、ハードディスクの耐障害性を実現させることが可能。
しかし、複数のHDDに同じデータを書き込むのでディスク容量の利用効率が50%以下になる。
RAID5
データからパリティを生成し、3台以上のハードディスクに分散して書き込む。
RAID0のように複数のディスクに分散しているため読み出し性能が優れている。
それに加えて、1台のHDDに障害発生しても残りのHDDにより継続利用することが可能。
信頼性、可用性が向上する。
また、容量コストのパフォーマンス向上にもなる。