【テレワークの導入にあたり、必要な知識】
基本情報技術者試験の過去問から抜粋しました。
HTTP(Hypertext Transfer Protocol Secure)
WebサーバとWebブラウザ間の通信プロトコルのHTTPに暗号機能を追加したもの。
安全性が向上し、通信経路上での第三者によるなりすましや盗聴を防ぐ。
→ 情報を暗号化して送受信するプロトコルSSLが使用されている。
WebブラウザのURLに鍵マークのようなものがあれば、HTTPS通信がされている。
SSH(Secure Shell)
ネットワーク上のコンピュータに手元のPCから接続して、遠隔操作する通信プロトコル。
→ 通信データの盗聴対策や通信相手のなりすましを防ぐ仕組みを持つ。
VPN(Virtual Private Network)
暗号化技術などを用いて、通信事業者のネットワークやインターネット上で仮想的な専用線を実現する。
→ コストパフォーマンスに優れている。
→ ネットワーク拠点間の通信内容の漏洩や不正アクセスを防止する。
VDI(:Virtual Desktop Infrastructure):仮想デスクトップ
ユーザーが使用するアプリやデータをサーバ上に集約して、仮想化されたデスクトップ環境で稼働させる仕組み。
→ ユーザーは使用するクライアント端末からネットワーク経由で仮想デスクトップ環境に接続する。
→ サーバ上に集約させているので管理が容易で端末からの情報漏洩リスクを抑えられる。
thin client(シンクライアント)
ユーザーが使用するクライアント端末に記憶装置を搭載せず、必要最低限の機能のみを持たせて、サーバ側で主に処理を行うようにするシステム構成。
→ VDIは、シンクライアントを実現する方法で主流。
※ 大学のパソコンルームもシンクライアントだったような。