今回の記事では、他人が作ったクラスを利用する外部ライブラリの利用について詳しく書いていきたいと思います。
私自身のアウトプットの場になりますので、よろしくお願いいたします!
#外部ライブラリ
前章でクラスについて学びましたが、Javaでは、他人が作ったクラスを利用することができます。このようなクラスを外部ライブラリと呼び、自分のプログラムに読み込むことで利用できるようになります。
##import
外部ライブラリを自分のプログラムに使えるようにするには、importを用います。
数学的なメソッドを持つMathというクラス(ライブラリ)を読み込むには、class定義より上で「import java.lang.Math」とします。
import java.lang.Math; //外部ライブラリを読み込む
class Main {
public static void main(String[] args) {
.
.
.
}
}
##Mathクラスのメソッドについて
Mathクラスのmaxメソッドを使ってみます。maxメソッドは、引数に渡した2つの数値の大きい方を返してくれます。
import java.lang.Math;
class Main {
public static void main(String[] args) {
int max = Math.max(2, 9); //外部から読み込んだMathクラス
System.out.println("最大値は" + max + "です");
}
}
出力結果↓
最大値は9です
実は、先ほど読み込んだ「java.lang.Math」はよく利用されるため、特別にimportせずに自動で読み込まれるようになっています。Mathクラス以外にも「java.lang.クラス名」となる外部ライブラリはすべて自動で読み込まれます。
#Scannerについて
コンソールに値を「出力」させるのとは逆に、コンソールに値を「入力」し、その値をプログラム内で使うこともできます。
コンソールへの入力を受け取るにはScannerというライブラリを用います。Scannerは「import java.util.Scanner」と読み込みます。
あなたの名前:John //Johnと入力すると...
あなたの名前はJohnです //「あなたの名前はJohnです」が出力される
import java.util.Scanner; //外部ライブラリ「Scanner」を読み込む
class Main {
public static void main(String[] args) {
.
.
.
}
}
もう少し具体的にScannerの使い方を見ていきます。下図を参照してください。
まずScannerを初期化しscannerという変数にいれています。Scannerではこの初期化したものを代入した変数を使ってメソッドを呼び出します。
scanner.next()とすると、コンソールに入力された文字列を受け取ることができます。
import java.util.Scanner;
class Main {
public static void main(String[] args) {
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
//Scannerの初期化!
String name = scanner.next();
//文字列の入力を受け取る
//一旦処理を中止し、コンソールに値が入力されたら次の処理に進む
↓
System.out.println("あなたの名前は" + name + "です");
}
}
scanner.next()が呼ばれると、一旦処理が中断しコンソールに値が入力されるのを待ちます。下図のコンソールに入力された値をscanner.next()が受け取り、変数nameに代入しています。
あなたの名前:John //Johnと入力すると...
あなたの名前はJohnです //「あなたの名前はJohnです」が出力される
補足ですが、Scannerを用いて、整数を受け取るメソッドはnextIntメソッド、小数を受け取るメソッドはnextDoubleメソッドです。
以上が外部ライブラリの利用についての説明になります。
よろしければ次章もご覧になってください!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!