プログラマーやコンピュータエンジニアにも機械式腕時計好き、いますよね?
えっパソコンいじると磁気帯びするから機械式は使わない?それも合理的ですね…。
今回は私の独断で軽いのと重いの、数十万と数万のものを用意しました!
グリシンエアマンglycine airman
本体だけなら約50グラム
ナイロンのNATOストラップも使えるかなり軽い腕時計。
60〜70年代のビンテージ品は20〜25万円
定期的に発売される新品の復刻品も同程度の価格帯。
プログラマーは1984の世界よろしく24時間表記でデータを扱います。
そして避けられないのが24時間表記でのUTCと日本時間+9hの変換です。
パソコンのログは、使ったアプリ、作成されたファイルによってUTCと日本時間+9hが混じり合い、時系列で把握するのが大変、ということがあります。
海外とのやり取りがあるときも、どの時刻を基準に何時かを考えないと時系列が把握できません。
そんなときオススメの時計がグリシンエアマンです。
もともとGMT(グリニッジ標準時)と現地時間を把握する必要のあるパイロットに使いやすい時計を追求して作られ、ベトナム戦争のアメリカ空軍に人気だったこの時計。
ベトナム時間とアメリカ時間だってすぐに把握できます。
現時刻のGMTを把握するだけならロレックスのGMTマスターをはじめとする時計がたくさんあるのですが、この時計は文字盤が24時間表記で、24時間表記のベゼル付きなので、現時刻以外のGMTなども確認が容易です。
文字盤を日本時間に、ベゼルをUTCに合わせています。
日本時間で6時のときはUTC21時(前日)
7時のときはUTC22時
8時のときはUTC23時
9時のときはUTC24[0]時
16時のときはUTC7時
17時のときはUTC8時
18時のときはUTC9時
19時のときはUTC10時
と、現時刻でないログ確認時にもUTC時間を確認可能です。
UTC時間と日本時間の切り替えに便利です。
もちろん、第2時間帯をUTCでなく取引のある国にすることもできます。
なお、現時刻については時針の反対側の突起で12時間表記のPM時間も分かります。
セイコー ファーストモンスター SEIKO SKX779
本体だけでも約100グラム正規ブレスレットつけたら約200グラムのつけごたえ
2000年代の中古品は約3万円
新品は5〜7万円
実務は泥臭く、全てのログがNTPサーバーで時間が揃ってはいません。
ネットワーク繋がってないスタンドアロンのパソコンやカメラがあるし、それぞれのパソコン、カメラで時間が違う、なんてことはしょっちゅうです。
ログ精査、デジタル・フォレンジック、監視カメラ精査などは、秒ずれ、分ずれを実時間と比較して初めて時系列が作成できるのです。
そこで、ダイバーズの経過時間表示ベゼルが役に立ちます。
ダイバーズウォッチはボンベの残り時間を把握するために入水時からの分数を把握できる機能があるのですが、カウントダウン方式でなく経過時間表示のベゼルを使うことで、分ズレ、秒ずれをらくらく直すことができるのです。
例えば監視カメラの時間が実時刻と10分ずれていて、実時刻=表示時間+10分のとき、文字盤の目盛を表示時間、ベゼルを実時刻に見立てて目盛を10分、反時計回りに回します
表示時刻[文字盤]が20分なら実時刻[ベゼル]30分
表示時刻が13分のとき実時刻23分
表示時刻が50分のとき実時刻00分[次時]
表示時刻が33分のとき実時刻43分[数字に踏まれてる]
というように分ずれ秒ずれをすぐに計算できます。
数字に踏まれてるところもありますが、慣れると意外と読めるようになります。
むしろ大きい数字が読みやすい。
また、120クリックで目盛がカチッと合うのでフリーな回転ベゼルより合わせやすく、ベゼル脇にも線が入っていて、目盛が合っているか、ベゼル脇で確認することもできます。
5分単位のズレならベゼルと本体の穴が合う
2目盛ずらすとベゼルと本体も2目盛ずれる
緊急の対応を求められ、〇〇分で一旦進捗を報告するなんてときも使えます。そのようなときはクロノグラフの方がかっこいいですけどね。
まとめ
特に残業中や、一刻も早く時系列を作らないといけないときは、電卓を叩いたりエクセルで計算するのが面倒で、計器として腕時計を使えるとかなり楽になります。
なお、私がベゼル好きなので内容は偏っています。
皆さんの使っている腕時計、プログラマーやエンジニアに役立つ腕時計があれば教えてください。