こんにちは。
株式会社dottでエンジニアをしているHALと申します。
dottには2021年5月から働いており、その前の会社はSIerでした。
2020年の夏頃〜転職活動をしていたときの話を書こうと思います。
なお、主に個人開発と転職活動の関係について書くため、転職の経緯については書きません。
現職に転職した経緯については、過去に記事にしていますので、興味があればそちらをご覧ください。
2019年〜個人開発の開始
自分は2019年からReact Nativeで開発したスマートフォンアプリをリリースしています。
現在までに10個ほどのアプリをリリースし、転職活動を始める頃には、既に3〜4個のアプリをリリースしている状態でした。
個人開発を始めた動機としては、もっと開発がしたい、というものでした。
前職のSIer時代もエンジニア職でしたが、社歴が10年になっていたため、リーダー職の比重のほうが重くなり、なかなか開発に割く時間も取れない状態が続いていました。
そこで、自分が普段困っていることをアプリで解決すれば、一石二鳥になるじゃないか、と思いたち、スマホアプリの開発を開始しました。
結果的に、個人開発をすればするほど「もっと開発したい」という思いが強くなり、それが転職の動機にも繋がっていきます。
転職活動の開始と個人開発のアピール
転職活動を開始するに当たり、始めはいわゆる転職エージェントを利用しました。
経歴書を添削してもらったり、求人の情報や応募のサポートをしてもらったわけですが、その中でポートフォリオの作成を勧められました。
当然、自分の場合は個人開発で作ったアプリを載せれば良いわけで、以下のような内容を記載しました。
- アプリの概要
- 使用技術
- 開発の背景
- マネタイズについて
内容として興味を持ってもらえるかどうかは、その会社さんの業務内容によって異なりましたが、比較的好印象を持ってもらえたように思いました。
個人開発の何が良いか
なぜ個人開発の内容が好印象を持ってもらえたのでしょうか?
理由はいくつかあると思っています。
- 転職のためだけに作ったポートフォリオとは違い、リアルな実力がわかる
- 一人でリリース・運用まで経験していることが証明できる
- 会社の業務の詳細は話せないが個人開発なら詳細まで話せるので細かいことまでわかる
エンジニアの転職では、技術力はやはりひとつの重要なポイントになります。
しかし、業務の内容については、会社の機密事項なども含まれてきますので、だいたいザックリとした本人からの言葉しか聞くことができません。
その点、個人開発については、実際に動いているものを見ることができますし、細かい話まで聞き出すことができます。
また、転職活動向けにポートフォリオとしてサイトを作るようなこともあると思いますが、突貫で作ったものと違い、改善や運用をしているものになるため、より参考にしやすいという面があると思います。
(もちろん、ポートフォリオサイトがだめだということではなく、長く運用しているサイト・アプリの方が有利という話)
そして何より、個人開発はすべて一人でやっているということですので、「自走可能なエンジニアである」ことのこの上ない証明になっていると思います。
どうしても、それができないエンジニアも世の中にはたくさんいますから、自走できるエンジニアがほしいという企業にとっては、好評価の対象となるでしょう。
まとめ
個人開発は転職活動にも有利だからみんなもやろう!