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ハッカソンに参加したものの、途中でリタイアした話

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こんにちは。今回は、先日参加したハッカソンでリタイアすることになった経験について書きます。

ハッカソンという短期間での開発は、新しい技術に触れたり、チームでの開発を経験できたりする貴重な機会ですが、私たちのチームは途中で解散し、最終的に目標を達成することはできませんでした。この経験を振り返ることで、自分自身が学んだことや、今後に活かすべき教訓を整理していきたいと思います。

ハッカソン参加の背景

私はこれまでにハッカソンに参加したことはありませんでした。今回参加したハッカソンでは、モバイルアプリとRevenueCatというサブスクリプション管理をするSDKを使用して、アプリ内課金の機能を実装することを目標としていました。

チーム編成とプロジェクトの進行について

今回のハッカソンでは、3人のチームを組んで開発を進めることになりました。リーダーの方はWeb開発に精通しており、すでにWebアプリのプロトタイプを作成していました。そして、ハッカソンの後もWeb側でアプリ開発を続けたいというリーダーの意向により、ネイティブ側でのRevenueCatの実装は行わず、Web SDKを使用して機能を完結させる方針が決まりました。これにより、私ともう一人のiOSエンジニアの方の役割はWebViewを用いてWebアプリをネイティブアプリ上で表示するだけの実装となりました。単にWebViewでラップしたアプリをリリースする場合、Apple側の審査でリジェクトをもらうと考えていたため、最小限の機能で一度アプリを審査に出し、その後必要な対応を取っていく方針となりました。

途中でのリタイア

冒頭でもお伝えしたとおり、私たちのチームはハッカソン開始から数日でチームを解散することになりました。
チームが解散した理由として、リーダーが抱えていた現実的な課題がありました。具体的には、Google Playで個人情報(本名、電話番号、住所)を公開する義務があるため、プライバシー保護の観点から躊躇されていました。また、AppleのApp Storeでは、30%の手数料がかかることに加え、開発者プログラムへの登録手続きでも問題が発生し、登録が完了しない状態も続いていました。これらの理由から、リーダーはアプリをストアでリリースしないという決断を下しました。

リーダーの決定は、チームの解散に繋がってしまいましたが、彼の意思決定を素直にチームメンバーに伝えてくださったことは感謝しています。もともとアプリを開発したいとの思いでハッカソンに参加されていたと思うので、難しい決断だったと思います。でも、開発が本格的に始まる前に彼の気持ちを正直に伝えてくれたのは、とても勇気のある行動だと感じました!

まとめ

この経験から学んだことは、プロジェクトの方針を明確にして、チーム内で共通の目標を持つことの重要性です。特にハッカソンのような短期間で成果を出さなければならない場では、プロジェクトの現実的な制約や、ビジネス面での課題を考慮しながら進めることが大切だと感じました。また、リーダーが抱えていた課題に対して、もっと早い段階でサポートできる余地があったのではないかと個人的に反省しています。

読んでいただきありがとうございました!

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