昨今はマクロ付きのマルウェアが大変流行しているため、解析環境にOfficeのインストールは欠かせない。
複数の解析環境上でOfficeを使用していた結果、ライセンス上限に達してしまった旨のエラーが出現したが、
UI上からは別途用意した新しいライセンスへ入れ替えることができなかった。
本記事では、Officeライセンスを手動で入れ替える方法について記載する。
(当たり前だが、有効なライセンスが別途必要デス)
また、ストアアプリ版ではなくデスクトップ版の製品を使用している前提。
エラー概要
Office起動時にライセンス認証ウィザードが表示され下記のエラーが出現する。
「指定したプロダクトキーで行ったライセンス認証の回数が、マイクロソフトソフトウェアライセンス条項で規定された上限に達しているため、Microsoft Office Professioinal Plus 2016に対するライセンス認証を実行できません。・・・」
対策方法
Officeをインストールしたフォルダ内に格納されているOSPP.vbsを使って新たなライセンスに書き換えることが可能。
1.Officeのインストールパスに移動する
インストールパスにOSPP.vbsがあることを確認する。
※私の場合は64bit版デフォルトパス↓ にありました。
C:\Program Files\Microsoft Office\Office16
2.コマンドラインでOSPP.vbsを起動し、引数にプロダクトキーを指定する
※コマンドプロンプト実行時に管理者権限が必要だったかもしれません。
"C:\Program Files\Microsoft Office\Office16\OSPP.vbs" /inpkey:{有効なOfficeライセンスキー}
以後Officeを起動すれば新しいライセンスが適用される。
以上。