Problem/Solution Fitを目指すステージで何をするべきかを探し歩いた結果、書籍 Running Lean に舞い戻ってきました。
Lean Canvasだけじゃないぞ Running Lean! ということでメモ的な何か。
Problem/Solution Fit を目指すステージでやること
やることは大きく3つある
- 解決するに値する課題かどうかを見極める
- ソリューションによって1の課題が解決できるか見極める
- ソリューションのMVPが何であるかを見極める
このステージでは大概の場合「動くモノ」が存在しない。そのためインタビューなどの定性調査によって上記3点を見極める必要がある。
3点の観点はバラバラなのにも関わらず、定性調査(インタビュー)という手段が一緒なため混同しやすく、例えば課題の無い人にソリューションについてインタビューをしてしまったり、その声をMVPに含めてしまったりといったことが起きてしまう恐れがある。
Running Leanではインタビューの目的を明確にし、分離することでこの辺の問題を避けようとしている(ように見える)。
それが「課題インタビュー」と「ソリューションインタビュー」。
課題インタビュー
課題インタビューでは「顧客」と「課題セグメント」の仮説を検証する。
例えば「最近の20代はコミュニケーション手段が複雑で困ってるんじゃないか?」といった仮説の検証に利用する。
課題インタビューは下記が明確になれば終了。
- アーリーアダプターとなる顧客、顧客セグメントが特定できた
- 「絶対に必要な課題」が見つかった
- 現在の顧客の解決方法(既存の代替品)がわかった
ソリューションインタビュー
課題インタビューで明確になった顧客セグメントにいる顧客に対して、ソリューションインタビューをする。
例えば課題インタビューを繰り返した結果、「20代の中でも新社会人は学生時代の友人、社会人になってからの友人と2種がいて苦労している」ことがわかり、解決に値する課題だとするなら、新社会人にソリューションインタビューをする。
ソリューションの「デモ」を用意し、顧客の課題が解決できるかを検証する。
ソリューションインタビューは下記に確信を持てた時に終了する。
- アーリーアダプターの顧客情報が特定できた。
- 「絶対に必要」な課題がわかった。
- 課題を解決するのに必要な最小限の機能が定義できた。
- 顧客が支払ってくれる価格がわかった。
- (概算で)うまくいきそうなビジネスが構築できた。
ソリューションインタビューを繰り返し実施することで「ソリューションのデモ」をアップデートしていくため、必然的にMVPが何かも判ることになる。
ここまでできたら Problem/Solution Fit!
とはいえ
こういう記事で判った気にならずに、ちゃんと本を読みましょう。