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Problem/Solution Fit を目指すための2種類のインタビュー

Last updated at Posted at 2017-12-13

Problem/Solution Fitを目指すステージで何をするべきかを探し歩いた結果、書籍 Running Lean に舞い戻ってきました。
Lean Canvasだけじゃないぞ Running Lean! ということでメモ的な何か。

Problem/Solution Fit を目指すステージでやること

やることは大きく3つある

  • 解決するに値する課題かどうかを見極める
  • ソリューションによって1の課題が解決できるか見極める
  • ソリューションのMVPが何であるかを見極める

このステージでは大概の場合「動くモノ」が存在しない。そのためインタビューなどの定性調査によって上記3点を見極める必要がある。
3点の観点はバラバラなのにも関わらず、定性調査(インタビュー)という手段が一緒なため混同しやすく、例えば課題の無い人にソリューションについてインタビューをしてしまったり、その声をMVPに含めてしまったりといったことが起きてしまう恐れがある。

Running Leanではインタビューの目的を明確にし、分離することでこの辺の問題を避けようとしている(ように見える)。
それが「課題インタビュー」と「ソリューションインタビュー」。

課題インタビュー

課題インタビューでは「顧客」と「課題セグメント」の仮説を検証する。
例えば「最近の20代はコミュニケーション手段が複雑で困ってるんじゃないか?」といった仮説の検証に利用する。

課題インタビューは下記が明確になれば終了。

  • アーリーアダプターとなる顧客、顧客セグメントが特定できた
  • 「絶対に必要な課題」が見つかった
  • 現在の顧客の解決方法(既存の代替品)がわかった

ソリューションインタビュー

課題インタビューで明確になった顧客セグメントにいる顧客に対して、ソリューションインタビューをする。
例えば課題インタビューを繰り返した結果、「20代の中でも新社会人は学生時代の友人、社会人になってからの友人と2種がいて苦労している」ことがわかり、解決に値する課題だとするなら、新社会人にソリューションインタビューをする。
ソリューションの「デモ」を用意し、顧客の課題が解決できるかを検証する。

ソリューションインタビューは下記に確信を持てた時に終了する。

  • アーリーアダプターの顧客情報が特定できた。
  • 「絶対に必要」な課題がわかった。
  • 課題を解決するのに必要な最小限の機能が定義できた。
  • 顧客が支払ってくれる価格がわかった。
  • (概算で)うまくいきそうなビジネスが構築できた。

ソリューションインタビューを繰り返し実施することで「ソリューションのデモ」をアップデートしていくため、必然的にMVPが何かも判ることになる。

ここまでできたら Problem/Solution Fit!

とはいえ

こういう記事で判った気にならずに、ちゃんと本を読みましょう

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