【ラズパイ】カードリーダー式勤怠管理システム
RaspberryPiを使ったカードリーダー式の勤怠管理システムを作成します.
システム概要図
ユーザーインターフェース(一部)
- 確認画面
- 勤怠画面
RaspberryPiのセットアップ
- RaspberryPi 4 Model B
Raspberry Pi Imager | OS | Kernel |
---|---|---|
v1.8.5 | Raspbian 11.9 | 6.1.21 |
$ sudo apt update
$ cd ~/
$ mkdir .ssh
$ touch .ssh/authorized_keys
$ nano .ssh/authorized_keys
// 自身の公開鍵(.pub)をコピペ
$ sudo reboot
カードリーダー接続
Raspberry Pi 4 Model BにRC-S380/Sを接続する.
- RC-S380/S
$ lsusb
// Sony Corp. RC-S380/Sが認識されていることを確認
$ sudo pip install nfcpy
// nfcが適切にインストールされているかを確認
$ git clone https://github.com/nfcpy/nfcpy.git
$ sudo python3 nfcpy/examples/tagtool.py show
// NFCカードを近づけて情報が表示されればOK
$ python3 -m nfc
// better assign ... と記載されている下の行に提示されたコマンドを入力
$ sudo sh -c 'echo SUBSYSTEM==\"usb\", ACTION==\"add\", ATTRS{idVendor}==\"054c\", ATTRS{idProduct}==\"06c1\", GROUP=\"plugdev\" >> /etc/udev/rules.d/nfcdev.rules'
$ sudo udevadm control -R # then re-attach device
API 使用説明書
概要
このAPIは、Notion APIを使用して勤怠管理システムのIDと勤怠データを管理します。以下の機能を提供し、IDの登録・削除、勤怠状態の登録・削除、システムのヘルスチェックを行います。APIはFastAPIを使用して実装されており、リクエストとレスポンスはJSON形式で行われます。
APIは、Notion API経由でデータベース操作を行い、各操作に対してデータの検証や重複チェックなどが行われます。
エンドポイント一覧
エンドポイント | メソッド | 機能 |
---|---|---|
/ |
GET |
APIのルートエンドポイント。ウェルカムメッセージを返します。 |
/docs |
GET |
各APIのドキュメントを返却(表示)します。 |
/health |
GET |
サービスのヘルスチェックを行います。 |
/register_id |
POST |
IDを登録します。 |
/remove_id |
DELETE |
登録されたIDを削除します。 |
/register_attendance |
POST |
勤怠情報を登録します。 |
/remove_attendance |
DELETE |
勤怠情報を削除します。 |
エンドポイント詳細
1. ルートエンドポイント
エンドポイント:
GET /
説明:
APIのルートエンドポイントです。システムにアクセスする際にウェルカムメッセージを返します。
レスポンス例:
{
"message": "Welcome to the Attendance System API"
}
2. ヘルスチェックエンドポイント
エンドポイント:
GET /health
説明:
サービスの稼働状況を確認するためのエンドポイントです。正常に稼働している場合は、稼働中のメッセージを返します。
レスポンス例:
{
"message": "Service is up and running"
}
3. ID登録エンドポイント
エンドポイント:
POST /register_id
説明:
Notion APIを通じてID管理データベースに新しいIDを登録します。
リクエストパラメータ:
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
id |
str |
登録するユーザーのID |
name |
str |
登録するユーザーの名前 |
attribute |
str |
属性(例: ICカード, スマートフォン) |
description |
str |
備考 |
処理の流れ:
- データの検証(Notion APIを使用して、データが有効であるか確認)。
- IDの重複チェック(すでに登録済みのIDか確認)。
- 登録処理(重複していない場合、IDを登録)。
レスポンス例:
- 成功時:
{
"code": 200,
"message": "ID registration successful"
}
- 失敗時:
{
"code": 400,
"message": "Duplicate ID"
}
4. ID削除エンドポイント
エンドポイント:
DELETE /remove_id
説明:
Notion APIを通じて、ID管理データベースから指定されたIDを削除します。
リクエストパラメータ:
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
id |
str |
削除するユーザーのID |
name |
str |
削除対象のユーザー名 |
処理の流れ:
- IDと名前の照合(IDと名前が一致するか確認)。
- 一致した場合に削除処理を行う。
レスポンス例:
- 成功時:
{
"code": 200,
"message": "ID removal successful"
}
- 失敗時:
{
"code": 400,
"message": "ID not found"
}
5. 勤怠登録エンドポイント
エンドポイント:
POST /register_attendance
説明:
Notion APIを通じて勤怠管理データベースに勤怠情報を登録します。
リクエストパラメータ:
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
id |
str |
勤怠情報を登録するユーザーのID |
next_state |
str |
次の勤怠状態(例: 出勤, 退勤) |
処理の流れ:
- IDに基づいて名前を取得(IDが存在するか確認)。
- 勤怠状態の検証(次の状態が有効であるかを確認)。
- 勤怠情報の登録(時間情報も含めて登録)。
レスポンス例:
- 成功時:
{
"code": 200,
"message": "Attendance registration successful"
}
- 失敗時:
{
"code": 400,
"message": "Invalid state transition"
}
6. 勤怠削除エンドポイント
エンドポイント:
DELETE /remove_attendance
説明:
Notion APIを通じて勤怠管理データベースから指定された勤怠データを削除します。
リクエストパラメータ:
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
id |
str |
削除する勤怠データのID |
name |
str |
削除対象のユーザー名 |
処理の流れ:
- IDと名前の照合(IDと名前が一致するか確認)。
- 一致した場合に勤怠データを削除。
レスポンス例:
- 成功時:
{
"code": 200,
"message": "Attendance removal successful"
}
- 失敗時:
{
"code": 400,
"message": "Attendance data not found"
}
内部機能
APIの実装は、AttendanceSystemOperation
クラスによって操作が管理されています。このクラスは、Notion APIを介してデータの追加、削除、検証を行います。以下は主要な内部関数です。
-
_verify_id_and_name(id: str, name: str)
- 指定されたIDと名前が一致するかを検証します。
- 一致しない場合、エラーメッセージを返します。
-
register_id(id: str, name: str, attribute: str, description: str)
- IDをNotionデータベースに登録します。
- データの検証や重複チェックを行います。
-
remove_id(id: str, name: str)
- 指定されたIDをNotionデータベースから削除します。
- IDと名前が一致することを確認後、削除処理を実行します。
-
register_attendance(id: str, next_state: str)
- 勤怠データベースに新しい勤怠情報を登録します。
- 勤怠状態が正しいかを検証し、データをNotionに追加します。
-
remove_attendance(id: str, name: str)
- 勤怠データベースから指定された勤怠情報を削除します。
エラーレスポンス
各エンドポイントでエラーが発生した場合、適切なHTTPステータスコードとともにエラーメッセージが返されます。
エラーレスポンス例:
{
"code": 500,
"message": "Internal server error"
}
備考
APIは、Notion APIと連携してデータベース操作を行います。運用環境では、必要に応じて認証機構(例: OAuth2, JWT)やパフォーマンス最適化を考慮してください。また、データベース構造やデータの管理方法に応じて適切なエラーハンドリングを行うことを推奨します。
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