はじめに
当記事は、JAWS-UG (AWS Users Group – Japan) Advent Calendar 2024 4日目の記事です!
1年を振り返ってみる
こんにちは、ふくちです。2024年現在、社会人2年目です。
未経験からIT業界に飛び込んだので、エンジニア歴としても2年目です。
そんな私のJAWS-UG初参加は、ちょうど1年前。すなわち、2023年12月4日でした。
同じ部門の先輩たちが参加する、とのことで連れられて参加したのがきっかけです。
初めて参加したのは、横浜支部のRecapでした。(見てもらえば分かる通り、社外イベントも初参加でした。)
そんなド素人の自分が、JAWS-UGと出会ってからの1年間でどうなったのか。この機会に振り返ってみようと思います。
モチベーションが高まった
まず、めちゃくちゃやる気を刺激されました。
参加するまでの自分も、そこそこやる気はあったほうだと思います。
配属前から「AWS Jr.Champions目指してます!」というのは宣言してましたし、SAAの資格勉強も始めていました。
ただ、社外に出てからは目に見えてやる気が高まりました。
最初の頃、登壇の内容は、正直ほとんど理解できていませんでした。例えばRAGと言われてもゲームのラグのことしか浮かばなかったくらいです。
しかし、登壇者の熱に間近で触れました。
聴衆の前で自分の知識や経験を堂々と話している方々を見て、「自分も早くこうなりたい」「一人前のエンジニアになりたい」と強く思いました。
「自分のなりたい姿がはっきりとイメージできるようになった」というのがより正確な表現かもしれません。
そのくらい、私にとっては衝撃の初イベントでした。
そしてその後の懇親会では、実際にJr.Championsに選出された方や、登壇されていた方と話すことができました。
そこで体験したのは、まーーー話についていけない…
話している内容がわからないというか、(今本当に日本語でコミュニケーション取ってる?)と思わされるくらい意味不明でした。
また、Jr.Championsの方からは「1年目夏〜2年目冬の1年半で12冠になった」と言われ、本当に空いた口がふさがりませんでした。
自分の常識をはるかに超える人達がたくさんいるんだと、身を以て実感した瞬間でした。
今振り返ると、これを1年目のうちに経験することが出来て本当に良かったと思います。
当時の(今も)自分とは次元が違う人達とキャリアの早い段階で関わることができ、自分の目指す姿をより鮮明に描くことが出来ました。
この日以降、外へ出る抵抗が一切なくなり、私のマインドと行動が少しずつ変わり始めました。
まずはとにかく勉強会に行こうと思えるようになりました。
数十年経って、自分のキャリアを振り返った時、1つ目のターニングポイントはまさしくこの日だと言える。そんな経験をすることが出来ました。
ブログ作成が楽しくなった
そんな横浜支部を経て、2024年1月。
当時の私はただ参加することしか出来ず、まだまったくアウトプットが出来ていませんでした。
いつかブログを書こう書こうと思うだけで、手が動かない・ネタが無いというような状態でした。
そんな時に参加した初心者支部の新年決起集会。
そこで、AWS PSAのYukkiさんが登壇されていました。
Yukkiさんからは新人研修の一環としてお話を伺ったことがあり、そこから私はAWSに興味を持つようになったので、ずっと話してみたいと思っていました。
そしてその後の懇親会ではYukkiさんと直接お話することができ、そこでもお尻を叩いてもらって、この初心者支部に参加した日の夜中に人生初のQiitaを書き上げ、投稿しました。
この記事には技術的な内容は一切含まれていないので、技術ブログと名乗って良いかはわかりません。
しかし、ただ1回投稿しただけなのに異様なほどの充実感と満足感に包まれ、ブログを書くのが楽しくなりました。そして、次はもっと技術的な記事を書くのに挑戦しよう、と思えるようになりました。
横浜支部でついた熱を更に燃やし、実際の行動にまで昇華できたのはこの日が初めてでした。
この日がなければ今も私はブログを書けずじまいだったかもしれないと思うと、この日参加し、Yukkiさんと話すことが出来て本当に良かったと実感しています。
そしてその日から約11ヶ月経って、ブログは私の日常になりつつあります。
約11ヶ月で25記事投稿、世に出ていない下書きもちらほら。
ブログを書くのが楽しく、いつの間にか私の習慣を超えて趣味になりつつあります。
これを継続していって、もっともっと自身のレベルを高めていきます!
登壇が苦ではなく、むしろ楽しみになった
Yukkiさんから貰ったものは、何もブログ執筆の熱だけではありません。
LT登壇への熱も一緒にもらっていました。
ということで、そこから約2ヶ月経った2024年3月、同じくオフラインの初心者支部にて、人生初の社外登壇を経験しました。
↓アーカイブはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=FLdg45ZKTAw&list=PLYMeJaIBczfpv9ojAuQZmBdg5yOfhM2DK&index=4
喋るのがめちゃくちゃ早口になってしまったし、内容もかなり稚拙なのは自他ともに認めるところではありますが…
何はともあれこの経験で、「登壇」に対するハードルがグッと下がったのを自分で感じています。
その後も、社内外問わず何度か登壇しており、明らかにこの登壇を経て自身のマインドセットが変わりました。
もっと登壇したい、もっと色んなことを喋れるようになりたいと思うようになり、一層モチベーションが高まったのを覚えています。
自分なりに外のモノサシを得た
この1年間で、私は社外の勉強会やイベントに約50回ほど参加してきました。
また、AWSが主催する3ヶ月間のハッカソン型トレーニングにも参加してきました。
その中で、外のモノサシを得ることが出来ました。
外のモノサシとは、AWSの沼口さんいわく、
外のモノサシで自分の価値を客観的に理解する、というのがコミュニティの文脈でいう「外のモノサシ」の意味するところです。
コミュニティに参加することで、自分のスキルレベルや、自分の相対的な価値、自分の置かれている状況を客観的に理解できます。
とのこと。
社内の価値基準だけでなく、社外の価値基準も知ることで、自分の立ち位置をより明確にすることが出来ます。
例えば、私は社内の周りにいる同期と比べてAWSがチョットデキルような状態です。資格も一番持ってます。社内に閉じこもっていたら、ちょっとしたお山の大将にでもなっていたかもしれません。
ただ、社外に出ると自分は超ちっぽけです。社外にはとんでもなくすごい人たちがたくさんいました。1年目で登壇している方、同期ですでに12冠している方、年齢が近いのにめちゃくちゃ優秀な方、年齢も経験も段違いなスーパーマンなどなど…
社内に閉じこもっていては知り得なかったレベルの人たちがたくさんいることを知りました。
その一方で、「この分野の話題ならついていけるぞ」といった、小さな成功体験も得ることができ、自分のやってきたことや積み重ねてきたものが無駄ではなかったんだ、という実感も稀に得られます。
上には上がいる、その中で自分がこの先生き残っていくためにはどうすればいいか。
それを考えるための道しるべが、社外に出ると得られました。
社外に知り合いの方がたくさんできた/同じ目標を語り合える友人ができた
最後に、社外の色んな方とつながることができるようになってきました。
社外の同年代だけでなく、中堅・ベテランの方とも関わることが出来ています。
時には技術書の執筆者やAWSの中の人、Jr Champion、Top Engineer、Ambassador、Hero、Community Builderなど、本当にすごい人たちと関わる機会があります。
こういった人達と出会えたのは、紛れもなく社外へと一歩踏み出したからです。
勇気を出して飛び込んでみてよかった、と心の底から思います。
そして何より、同じ夢に向かって頑張っている友人とも出会うことが出来ました。
社内でJr.Championsを目指している人は身近にはいなかったのですが、社外にはたくさんいました。そしてそういった人たちとつながることができて今本当に楽しいです!
ネクストアクション
ここまでの経験をしてきた私が次に行うべきこと。それは他の誰かを社外へ連れて行くことです。
1年前、先輩たちに連れられて外の世界に出たように、今度は私が連れて行く番です。
まずは身近な社内の人、ひいては社外の友人たちも。
若い世代の火付け役になれるよう、これからも精進します!!
外の世界はいいぞ!!みんなも外の世界に出よう!!
まとめ
1年前、ビビり散らかしながら参加した社外イベントに、今では当たり前のように一人でも参加できるようになりました。
1年前はまったくわからなかった登壇内容。今ではある程度理解して、自分の言葉で反芻して、アウトプットできるようになりました。
1年前は想像もできなかった、自分が社外で登壇している姿。今では全世界に公開されているし、きっとこれからも増えていくでしょう。
1年前は何を書けばいいのかと悩んでいたブログも、書きたいネタが多すぎて時間が足りなくなってきました。
1年前、RAGとかAIとかまったくわからなかったけど、自分で実際に構築できるまでになりました。
1年前はただ頷きながらご飯食べてるだけだった懇親会も、今ではついていけることが増えてきました。
そして1年前はただ参加するだけだった社外イベントを、今度は主催するようにまでなりました。
どうやら、私も少しは成長できているみたいです。
それもこれもすべて、この1年で出会い、刺激をくださった皆様のおかげです。
最後になりましたが、この1年で出会ってくださったすべての方に、心からの感謝を。いつもありがとうございます!これからもよろしくお願いします!!