LoginSignup
3
2

More than 5 years have passed since last update.

ConoHaにVyOSを建てる

Posted at

はじめに

検証用のvyosをIDCFクラウドに建てていましたが、
IDCFが個人向けのクラウドサービスをやめると言い始めたので、
ConoHaに立て直すことにしました。
すこしだけハマりポイントがあったので記事書きます。

conoha-isoでイメージのDL

公式が丁寧な記事を公開しています。
https://www.conoha.jp/guide/clitools.php

今回は、手元にあったlinuxサーバでconoha-isoを操作していきます。
コマンドライン引数で認証情報を渡す場合は、サブコマンド実行時に毎回オプションを付けてください。
※キャッシュしてくれるかなと勝手に期待しましたが、当然ながらそんな機能はありませんでした。
ちなみに今回のリージョンは東京なのでリージョン情報はtyo1で進めていきます。

vyosのisoをテナントの何かしらの領域にDLします。
今回はvyos 1.1.8を使う。

$ ./conoha-iso download -i https://downloads.vyos.io/release/1.1.8/vyos-1.1.8-amd64.iso

これで勝手にDLされる。
しばらくしてlistで確認すると表示される。
※下記は別件でUbuntuをDLしていたので、ubuntuとvyosの両方が表示されています。

$ ./conoha-iso list

[Image1]
Name:  ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso
Url:   http://cdimage.ubuntulinux.jp/releases/18.04.1/ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso
Path:  /mnt/isos/repos/tenant_iso_data/6e850af3d1294bf2ab544ad0a6204e9b/ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso
Ctime: Sun Aug 26 22:20:04 2018
Size:  1890271232

[Image2]
Name:  vyos-1.1.8-amd64.iso
Url:   http://0.ua.mirrors.vyos.net/iso/release/1.1.8/vyos-1.1.8-amd64.iso
Path:  /mnt/isos/repos/tenant_iso_data/6e850af3d1294bf2ab544ad0a6204e9b/vyos-1.1.8-amd64.iso
Ctime: Sat Nov 11 22:49:43 2017
Size:  241172480

イメージのマウント

conohaで適当にVPSを作ります。
OSは何でもいいと思いますが、今回はvyosのベースになっているDebianで作っておきました。
DLしたイメージをマウントするためには、VPSをPowerOffしておく必要があるので電源を落とします。

conoha-isoのinsertでイメージをマウントします。
はじめにVPSのリストが出るので、マウントしたいサーバを選びます。
次にマウントできるイメージのリストが出るので、マウントしたいisoを選びます。

$ ./conoha-iso insert

[1] ***-***-***-***
[2] ***-***-***-***
Please select VPS no. [1-2]: 1

[1] ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso
[2] vyos-1.1.8-amd64.iso
Please select ISO [1-2]: 2
INFO[0039] ISO file was inserted and changed boot device.

これでマウント完了。
VPSを立ち上げると、vyosのイメージがブートされます。

vyosのインストール

vyosを立ち上げたら、ログインします。
初期のログイン情報は、ID/Passwdともにvyosです。

vyosのインストールはinstall imageと叩いて、
適当に入力すれば大体はOKなのですがここでハマりポイントが一つ。

vyosはインストール時にfdiskでパーティションを操作しようとしますが、
/dev/vdaがGPTなのでWARNINGが出ます。
たぶんvyosのベースがdebian squeezeなせいだと思います(要出典)

そのままinstall imageでインストールを進めると、
結果として/dev/vdaがマウントできず、bootできません。

なので、下記記事のようにpartedでディスクラベルをmsdosに変更します。
https://l-w-i.net/t/fedora/disk_001.txt

$ sudo su
# parted /dev/vda

(parted) mklabel

Warning: The existing disk label on /dev/vda will be destroyed
and all data on this disk will be lost. Do you want to continue?
Yes/No? ← yes

New disk label type?  [gpt]? ← msdos

(parted) q

あとは、install imageでインストールを進めます。
http://sig9.hatenablog.com/entry/2015/08/09/214338
ここのログを取り忘れたので、この記事を見てやった人は提供してもらえると助かります。

$ install iamge
※yes/noを聞かれたらすべてyes
※それ以外はすべてEnter押せばデフォルト値で設定されます。

インストールが完了したら、イメージをアンマウントするためにVPSをPowerOffします。

イメージのアンマウント

手元のlinuxから、conoha-isoのejectで操作します。
VPSのリストが表示されるので、アンマウントするVPSを選択するとアンマウント出来ます。
※PowerOff状態じゃないとマウント/アンマウントはできないので注意

$ ./conoha-iso eject
[1] ***-***-***-***
[2] ***-***-***-***
Please select VPS no. [1-2]: 1
INFO[0001] ISO file was ejected.

VPSの起動

VPSを立ち上げるとVyosが立ち上がります。
vyso.png

sshの設定等は他の記事を参考にしてください。
こことか→http://sig9.hatenablog.com/entry/2015/08/09/214338

あとは、VyOSを設定していくだけなので好きなようにいじってください。
このあと、aptのリポジトリ追加したりVPN設定したり色々やりましたが一旦このあたりで締めます。
おつかれさな~

謝辞

vyos立ち上げとsshでログインできるようにするところまでは自分でやりましたが、
その後のaptの設定やVPN設定、ポートフォワードの設定をサポート(というか完全に一人で)してくれた友人に感謝です。
ログイン権限渡したらササッと設定されてしまったので僕はtmuxで作業を眺めていただけでした
本職ネットワークエンジニアはやはり強い、強すぎる。

余談

ちなみにハートオブクラウンというカードゲームのPC版がsteamで販売されているんですが、
オンライン対戦で部屋を作る(ホストになる)にはインターネットからホストへ到達できる必要があります。
自宅の回線だと上位のルーターが悪さをして、外から自宅マシンのTCPポートに直接アクセスできなかったので、
VPNでVPSと自宅マシンをトンネリングして、VPSの特定ポートと自宅マシンのポートにフォワードする設定をしたら行けました。

3
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2