趣旨
AWSのクラウドプラクティショナー試験に合格しました。この経験を通じて感じた「もっとこうすればよかった」という点を共有したいと思います。これから受験を考えている方や、同じように勉強している方の参考になれば幸いです。
経歴
私は前職で車の部品営業をしており、IT業界への転職を果たしてからのキャリアはまだ浅いです。同年代の方々に比べて経験や知識が圧倒的に不足しているため、土日には業務に関係なくAWSやPythonの勉強に励んでいます。
開発歴 :3年程度
開発経験:JAVA、PHP(Laravel)
備考 :AWS開発は未経験(趣味でサイトを構築)
結果
結果として、約2週間(20時間程度)の学習で、838点を取得しました。
もともとAWSに関する基礎知識は少しだけあったため、初学者と比較すると、アドバンテージがあります。その上で、2週間の勉強で合格できたという状況です。
振返り(もっとこうすればよかった)
- 学習方法
「参考書→問題集」ではなく、「問題集→参考書」の順で学習する方が効率的でした。
特に、第1章の「クラウドのコンセプト」、第2章の「セキュリティとコンプライアンス」の「AWSの責任共有モデル」、そして第4章の「請求、料金、およびサポート」においては、ケース問題が多く出題されます。これらは、参考書で概念やAWSサービスの名称を覚えるよりも、問題集でよく出るケースを勉強する方が理解しやすかったです。もちろん、学習方法は人それぞれ異なるので、これはあくまで私に合った方法です。
尚、CLF-02の試験は以下の構成となっています。
No | 分野 | 配点 |
---|---|---|
第1分野 | クラウドのコンセプト | 24% |
第2分野 | セキュリティとコンプライアンス | 30% |
第3分野 | クラウドテクノロジーとサービス | 34% |
第4分野 | 請求、料金、およびサポート | 12% |
- 分野ごとに学習
試験ガイドには4つの学習分野が記載されていますが、このガイドは体系的に学習を進めるための良い指針となりました。一部の問題集サイトでは、どの分野から出題されるのかがわからず、無計画に問題を解くことになり、結果として時間を無駄にしてしまいました。そのため、最初からCloud資格学習のように体系的に出題されているサイトで学習し、その後、CloudLicenseで大量の問題を解くようにしていれば、もっと短期間で合格できたと感じています。
最後に
自分はIT業界に転職したため、同年代と比べて経験や知識が少ないと感じています。経験はすぐに積み上げることはできませんが、知識は日々の学習や新しい情報のキャッチアップで補えると考えています。資格は「意味がない」と言われることもありますが、実務を想定した資格勉強を通じて、アプリ開発とインフラの知識が結びつくことが多く、自分にとっては役に立つことが多かったです。「資格は意味がない」という言い訳をせず、皆さんと共に日々研鑽していければと思います。
かつて、資格勉強を避けて仕事が終わるとYouTubeばかり見ていた自分への戒めも込めて。