趣旨
AWSの学習を始めたけれど、何から手を付けて良いのか迷っている方々に向けて、効率的な学習の進め方を整理しました。私自身もAWSを学び始めたときには多くの時間を費やしましたので、同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
対象者
- AWSの勉強を始めたが、何から始めれば良いかわからない方
- AWSを業務で使用する予定がある方
- 転職活動中で、AWSの基礎を学びたい方
ハンズオン学習サイトの紹介
AWSの基礎を効率的に学べる、便利な学習サイトを3つご紹介します。これらを活用して、AWSの理解を深めていきましょう。
学習サイト | 学習内容 | 学習目安時間 | 料金 |
---|---|---|---|
AWS Skill Builder Cloud Quest | AWS Cloud Quest Cloud Practitionerでは、AWSアカウントを作成しなくても、自動で環境が構築され、ハンズオンでAWSを試すことができます。途中から有料になりますが、「Cloud Practitioner」は約10ステージほど無料で提供されており、ゲーム感覚で着実にAWSを学べるので非常におすすめです。 | 10-20時間 | 無料 |
AWS公式 | AWS Hands-on for Beginners 〜 スケーラブルウェブサイト構築編 。こちらもAWS公式サイトですが、非常に勉強になります。Amazon EC2、Amazon RDS、Application Load Balancerの構成が学習できます。ただし、Cloud Questと異なり、自分でAWSアカウントを作成する必要がありますので、無料枠および最低金額で構築できるよう、構築した構成は削除することが望ましいです。 | 1~3時間 | 無料 |
Udemy | 【AWS初心者向け】手を動かして身につける! 実戦で役立つAWSサービスの基礎とアーキテクチャ(SAAレベル)。AWS以外の知識(ドメイン取得等)も必要になるため、初心者には少し難しい部分があるかもしれませんが、動画を見ながら進め、どうしても分からない部分は調べながら学習すれば、構築できるようになります。全ての内容を構築する必要はなく、気になる部分だけを学習するのでも十分です。 | 10-30時間 | 1,600-2,000円 |
※下2つの学習サイトを使用する際は、AWSアカウントを自分で作成する必要があります。また、無料枠を超えて利用しないように注意が必要です。
AWS資格学習のすすめ
ハンズオンでの学習が終わったら、AWS資格の取得に向けた学習を始めることをおすすめします。AWS試験では、実務で使用しないサービスも含まれる場合があると思いますが、ハンズオンで得た知識が試験にどう役立つかを理解しておくのは非常に有用です。
既に資格学習を始めている方でも、ハンズオンを通じて実際のクラウドサービスに触れることで、試験の内容をより深く理解できるでしょう。
特に、初学者向けのクラウドプラクティショナー(CLF)試験では、以下の項目はハンズオン経験があると理解が進みやすくなります。
- VPC(Virtual Private Cloud)
- NACL(Network Access Control List)
- セキュリティグループ
- EC2(Elastic Compute Cloud)
- S3(Simple Storage Service)
私自身も、最初は資格の勉強において暗記に頼っていましたが、ハンズオンでこれらの項目に触れたことで、試験問題をよりスムーズに解けるようになりました。以下は私のCLFとSAAの記事ですので、よろしかったら読んでみてください。
最後に
AWSを学ぶ際には、実際に手を動かして触れてみることが大切です。ハンズオンを通じて理解が深まり、資格学習もより効率的に進められるようになるでしょう。特に、AWS Skill BuilderのCloud QuestはAWSアカウントを作成せずに無料でAWS環境を試せるので、ぜひ活用してみてください。