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資格試験とキャリアパス

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なぜこの記事を書こうと思ったのか

この記事を書こうと思った理由は、私自身が資格試験を通じてキャリアを築いてきた経験があるからです。IT業界へのキャリアチェンジを考えている方や、スキルアップを目指している方に、資格取得がどのように自身のキャリアに影響を与えたかを共有したいと思いました。資格は多く取得しても実務と直結しないという声や、資格を持っていても実務で活用できていないという方もいるかもしれませんが、私自身は資格が非常に有用であると感じています。

資格試験をはじめたきっかけ

私は前職で車の部品営業をしており、IT業界への転職をしました。IT業界に転職するにあたり「ITパスポート試験」やAWSのクラウドプラクティショナーを勉強し始めました。IT業界への転職後はAWSの資格を中心に取得しています。

年齢と資格試験

AWSの認定試験を中心に資格を取得しましたが、AWSには各試験の合格率や資格取得年齢に関する統計がないため、参考までにIPAの国家試験の取得平均年齢および合格率の図表を作成しました。
certification_age.png
私は29歳の時から転職活動を始めましたが、その頃からキャリアパスを意識し、同年代、年下、年上の方がどのようなキャリアパスを歩んでいるのかに興味を持ち、意識するようになりました。

資格試験のメリット

私が資格取得を通して感じたメリットを紹介しますが、取得のタイミングや意図によってメリットは異なるかと思いますので、参考程度にお読みください。

①転職における活用

資格は転職市場での強力なアピールポイントとなります。専門性の高い資格はもちろん、エントリーレベルの資格(基本情報技術者試験、クラウドプラクティショナー、ソリューションアーキテクトアソシエイト)でも「意欲」や「勉強する習慣」を示すことができます。正直、実務においてはエントリーレベルの知識だけで太刀打ちできない業務が多いと思いますが、体系的な知識があることで、実務で問題に直面しても、調べたり考えたりすることができるようになりました。転職活動中も、資格取得を通じて培った知識は、面接において強みとなりました。

②検索力向上

開発においてわからないことを調べる際の検索スピードが上がったと感じています。資格試験では用語や定義を明確に理解する必要があり、出題者の意図を把握することが求められるため、IT分野の言語力が向上し、その結果として検索力が向上した可能性が高いです。試験勉強の意外な副産物ではないかと感じています。

③勉強する習慣

資格試験を通じて最も大きな成果は、「勉強する習慣」が身についたことです。以前は仕事から帰宅後に4時間ほどテレビやYouTubeに時間を費やしていましたが、今では毎日1~2時間程度を資格試験やIT関連の勉強に充てるようになりました。最初は勉強が辛かったものの、資格を一つ取得してからは勉強が習慣化し、毎日勉強することが当たり前になりました。
※もちろん、飲み会や予定がある日は勉強をしません。ストイックにしすぎると続かないので、適度に勉強を続けています。

勉強する習慣がない方には、資格試験をおすすめします。多くの人がYouTubeなどで時間を費やしている中、共に一歩先へ進めればと思います!

資格試験で勘違いしていたこと

資格と業務の関係

資格取得前は、業務と同じ範囲の資格を取得すれば、業務がスムーズになるかと思っていました。しかし、実際には業務理解や効率が劇的に改善されるわけではなく、解像度が少し上がった程度でした。この辺りに、資格取得者と資格を評価する方(転職先や上長)に乖離があると、「あの人は資格を持っているけど仕事はあまりできないよ」みたいなことを言われる気がします。キャリアパスを考える際には、資格取得後も客観的に自分の能力を見極め、転職活動や社内の面談で適切に自己アピールする必要があると感じています。
現在は、資格はあくまでもスタートラインに立つためのものであり、取得したからといってすぐに業務ができるようになるわけではないくらいの認識を持っています。

最後に

資格はキャリアを築く上で非常に有用なツールですが、資格取得がゴールではありません。資格を取得した後に、その知識をどのように活用し、自身のキャリアをどのように発展させるかが重要です。この記事が、皆さんのキャリアパスを考える一助となれば幸いです。私の記事では主にAWS認定試験に関する内容を発信していますので、もしよろしかったらお読みください。

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