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リモートワークの良い点・悪い点

Last updated at Posted at 2023-03-09

この記事で伝えたい事

開発者と講師と子育てをする私の観点から、
リモートワークをしてみて感じた良い点、悪い点をまとめてみました。

期待する読者

  • あまりリモートワークをしたことが無い方
  • 子育て世代のエンジニアの方
  • 従業員へのリモートワーク導入に悩む経営者、役員の方

※ただし、開発者の目線で書いていますので、
 役職・業種によっては多少異なる可能性があります。

この記事では触れない事

「この作業はリモートだとコレでできる」
というような、リモートテクニックについては触れません。

その記事は別途書く予定です。

また、「リモートが良い、出社が良い」という判定はしません。
あくまで、良い点・悪い点を感じたままに記載しています。

また、介護については未経験であるため、本記事では触れていません。
※コメントなどでご意見を頂けると嬉しいです

◆良い点

合間に家事・育児ができる

我が家は共働き、小さい息子二人の家庭なのですが、
リモートワークだと、
通勤の時間や合間の時間を家事・育児に回すことができます。

※分担率5割で回してます

具体的には以下の様な家事・育児がこなせます。

家事

  • 調理、片付け
  • 洗濯物
  • 掃除
  • 集配、訪問対応

育児

  • 保育園などの準備、送迎
  • 子供の世話、勉強の付き添い
  • 送迎ついでに公園で遊ばせる(長くて1時間)
  • 部屋の片付け(子供いると、部屋って汚れますよね)

特に、子供の世話が重要で、
子供の体調不良時に仕事をしながら通院・看病したり、
学校行事や PTA 活動などに、私用外出で気軽に参加できるのは強みです。

が、これが出勤になると、
(個人差はありますが)1時間前後は移動に取られるので、
これらの作業ができるのは出勤前 or 帰宅後になります。
しかし、まともに育児をしていたら正直そんな時間はありません。

体調が悪いときにちゃんと休憩できる

もちろん私用外出などを使った上で。
家であれば布団の上で休めますし、
勤務先よりは安静にできるでしょう。

会社で体調が悪くなると、
そのまま帰宅したり、机で寝るということになり、
仕事面でも体調面でも、あまりよろしくはありません。

また、本当につらいとき、
通勤無しで休めるというのもメリットの一つです。
(本当につらいときは、車内で立っているのもキツイ)

座席が不要

リモートワークがメインになれば、
オフィスに固定の座席がある必要はありません。

例えば、人数の多いプロジェクトなどでは、
執務室内のレイアウトが常に問題になると思います。
しかし、リモートワークがメインになれば、
オフィスに個人のデスクがある必要はなく

フリーアドレス(自由席)にすれば、
レイアウトの調整は不要になるでしょう。

◆ただし、
デスクトップPCをメインPCにしていて、
ノートPC(Laptop)からリモートワークをしている場合、
デスクトップPCの置き場所だけは、確保が必要です。

夜間作業、夜間アラート対応の負担が減る

現地で夜間作業を行う場合、
基本的にはタクシーを使って帰宅するか、
朝まで漫画喫茶などで過ごすことになるでしょう。

また、夜間に障害などで起こされた場合、
タクシーを捕まえて出社する必要があります。
その間、当然対応は遅れます

リモートの場合はどうでしょうか?

  • 夜間作業が終わったら、そのまま布団で寝られる
  • 夜間アラート対応も即時で対応できる

また、出社とリモートを両方活用している場合、
誰か1人はリモートにした方が、
「みんな通勤中で対応できません!」というアクシデントを減らせます。

※実話

といったメリットがあります。

子供がいる場合のテクニック

  • 起こさないように、アラートはバイブレーターにしましょう
  • 寝かしつけたら、パートナーに変わってもらいましょう
    • アラート対応が輪番制、夜間作業の日時が決まっている場合
  • 部屋を変えて作業しましょう
  • パートナーと育児家事の分断をしっかりやりましょう(最低限5割で分ける)

研修や登壇で人が集まりやすい

オンラインで研修や登壇などのイベントを行うと、
業務都合や個人都合で欠席する人を減らせます。

オンラインの場合、
多少業務や家事などが忙しくても、
数分だけ参加したり、
別ウィンドウでミュートで参加して音声だけ聞いてみる、
ということもできるでしょう。
 ※お皿を洗いながら話を聞く、とか

総じて、オフラインよりも、
開催側としては、人数が集めやすく、
参加側としては、参加しやすく
なっていると感じました。

地方からの勤務ができる

リモートワークなら場所を問いませんので、
地方採用や地方での勤務が可能になります。

例えば、
「実家が地方で、年老いた親の傍にいたい」
などという場合でも、
今までなら休職か退職になる可能性もありましたが、
リモートワークが可能なら、
ある程度の作業はできるようになるでしょう。

地方や世界にいる優秀な人材を採用できる、
というメリットもあるでしょう。

通勤が不要

個人的には最大の利点。
長時間の通勤による疲労や、
満員電車の様々な問題を解決できる点が優秀。

年齢にもよりますが、
個人的には仕事で疲れた後の満員電車は、
年々肉体的なダメージを感じるようになりました。

あと、これは私個人の問題ですが、
若干の閉所恐怖症なので、
満員電車は精神的に圧迫感を感じるため、
今は時差通勤じゃないと通勤が苦痛です;

それらを解消できる面は、私にとっては最大の利点です。

◆悪い点

リリース作業時の不安

システムのリリース作業では、分単位の作業が要求されます。
作業の確認をする側も同様です。

リモートでもリリース作業はできますが、
NW の不調などでリリース中に接続が切れた場合、
実施者なら、重要な作業が中断してしまうし、
確認者なら、作業者を待たせてしまうことになります。

結果、サービス断を伴うリリースであれば、
重大障害に繋がりかねません。

なので、ミスが許されないリリース作業の際は、
出社するなど、ネットワークの途切れない環境が求められます。

PCの動作が遅くなる

リモートデスクトップなどで
ネットワーク越しに作業をしている場合、
Wi-Fi の不調 や 会社のネットワーク輻輳 などで、
接続先のPCでの動作が遅くなることがありあます。

特にミーティング中だと声が途切れるため、
かなり影響が出ます。

画面が小さい

多くの場合、リモートによる作業では。
ノートPC(Laptop)を使うことになります。
すると、基本的には画面が小さいので、
複数のウィンドウを立ち上げると、重なって見辛くなります。

運用作業で複数のモニタを監視している場合、
それなりにパフォーマンスが低下するでしょう。

もちろん、お金はかかりますが、
外付けモニタを用意する、などで解消はできます。
 ※あとは慣れ

作業の伝達が難しい

例えばプログラムのテストの際に、
「エラーが出て動きません!」などと相談されたとします。
現場ならば画面を見て直してあげたり、教えたりできますが、
リモートだと、直ぐには相手の画面を見られないので、
状況把握や解決方法を伝えるのに苦労します。

画面が小さいと、
「会議で身振り手振りで伝えられない!」
というジレンマもあるでしょう。

もちろん、対策は何個かあります。

  • Teams などで相手の画面を操作して教える
    • 直接画面を見られるので操作、伝達しやすい
    • 私の現場では、これを用いて新人教育を行っている
  • CUI で同じ環境にログインし、ログなどを確認する
    • 共有ホストで作業をしている場合限定
    • ローカルで作業をされるとこの手は使えない
    • 講習では、これを用いてハンズオンのフォローをしている

雑談がうまくできない

要するにコミュニケーションがとりにくい点。
出社しているときは、
「その辺で軽く雑談」をすることができましたが、
今はリモート会議中くらいしか、直接話すことはありません。
チャットでは話せます

あと、現場によってはカメラオフにしている場合もあり、
「この人どんな顔なんだ?」という問題も出てきます。

Teams などでちゃんと会話ができているのなら、それでも良いのですが。

同僚とご飯を一緒に食べられない

私はよく別会社の人とランチをしていたのですが、
それが最近はできなくなりました。
コロナ禍以降、色々な人と外でランチをするという機会が減った、
と思います。

直接仕事には関係しないので、優先度は低いのですが。

終わりに

サマリ

リモートワークの良い点

  • 家事や育児の融通が利く
  • 夜間作業の融通が利く
  • 通勤の負担が減る
  • 座席が減らせる

リモートワークの悪い点

  • NW 品質の低下
  • 重要な作業でのミスが怖い
  • 画面が小さい、設備が良くない
  • コミュニケーションの質が低下するかも

まとめ

リモートワークも出社勤務も、
どちらにも良い点・悪い点が存在します。

私の様な子育て世代や、地方にいる方にとっては、出社は大変だし、
チャットやオンライン会議に不慣れな人には、現場じゃないと仕事がし辛かったり。

また、新入社員の方の中には、
リモート世代の方もいらっしゃるので、
出社というワードがあるだけで、入社を見送る場合もあります。

それらを埋めていくのが今後の課題です。
変化に対応することが大事だと思います。

個人的には
「どちらかを強要せず、従業員が働きやすい方を選べるのが良い」
というのが理想かな、と。
※もちろん、業務に支障が出ない前提で

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