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Obsidianの小技その5|ノートコンポーザでノートの一部を切り出す

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はじめに

つねに開きっぱなにしているMarkdownメモツールObsidian。1年ぐらい使ってみたので、ストレスフリーに近づける、いいかんじの小技をご紹介してみます。

ノートコンポーザ機能をつかう

どういうときにつかうか?

ファイルAが長くなってきて、一部をファイルBに切り出したいとき。

たとえばネコについて書いていたが、途中でじいさんのことに脱線してしまい、べつのノートにわけておいたほうがいい、とおもった。とか。

動きのながれ

まずはノートを書きます。そして、切り出したい部分を選択します。

command + Pを押して、コマンドパレットを表示します。コマンドパレットの一番上にノートコンポーザ:現在の範囲を抽出...があるので(後述)、選択します。

切り出し先のファイル(ファイルB)の名前を指定します。

切り出し元(ファイルA)には、内部リンクだけが残っています。

切り出し先(ファイルB)には、切り出し元がどこか、いつ切り出しがおこなわれたかが記録され、つづいて切り出した内容がコピーされます。

ノートコンポーザを便利につかう設定

ノートコンポーザをONにする

設定(歯車アイコン) > オプション > コアプラグイン > ノートコンポーザ
をONにします。

コマンドパレットにピン留めする

設定(歯車アイコン) > プラグインオプション > コマンドパレット > コマンドの新規ピン留め
で、ノートコンポーザ: 現在の選択範囲を抽出...を追加します。

これを追加しておくと、commmand + Pでコマンドパレットを呼んだとき、いちばんうえにノートコンポーザ: 現在の選択範囲を抽出...があらわれます。

テンプレートを書き、指定する

新規ノートを作成し(たとえばyymmdd_ノートコンポーザ)、テンプレートを書きます。

--
from: [[{{fromTitle}}]]
at: ({{date:YYYY-MM-DD}} {{time:HH:mm}})

{{content}}

設定(歯車アイコン) > プラグインオプション > ノートコンポーザー > テンプレートファイルの場所
で、いま作成したノートの名前を、テンプレートファイルとして指定します。

こうしておくと、切り出し先のノートに、自動的に

--
from: [[211230_吾輩は猫である]]
at: (2021-12-30 11:51)

(以下、切り出した内容)

などと、切り出し元のファイル名や、切り出した日付を挿入してくれます。

操作再掲

ややこしそうに見えますが、いちど設定してしまえば、あとは

  1. 範囲を選択
  2. command + Penter

でノートの切り出し完了です🎉

おわりに

いいメモアプリ(ノートアプリ)がありがたいのは、

  • とりあえず書き始められること
  • あとで加工がかんたんなこと

だとおもいます。あとは

  • 日付・時刻情報がかんたんに(もしくは自動で)記入できること

ではないかと。

Obsidianには、コアプラグイン(標準機能)にノートコンポーザがあります。これとテンプレート機能をうまく組み合わせれば、「とりあえずどこかにノートを書き始めて」「ある程度アウトプットできた後に、ノートやコンテンツの置き場所を柔軟に変える」ことができます。

「いまこの瞬間に考えるべきことが少ない」メモツール(ノートツール)があると、ストレスフリーな人生にちょっとでも近づけるのではないかとおもっています。

ご参考

Obsidian|使いかたとコツ(目次)

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