LoginSignup
1
2

macOSのSwiftBar:新しいSSID取得方法でWi-Fi接続状況をリアルタイムに確認

Last updated at Posted at 2024-03-31

やりたいこと

Wi-Fiの接続状況、特にスピードを自動的に記録しておくと便利です。

記事 Wi-Fi環境を把握して最適なプレイを にもあるよう、接続速度の推移を記録してあると対策の幅が広がります。

macOSには、SwiftBar というツールがあり、Wi-Fiの自動モニタリングとの相性は最高です。

SS 2024-03-30 23.19.04_rd.png
▲ 10分毎に自動測定しており、メニューバーでいつでも見られます。

今回発生した困りごとと対策

SwiftBar プラグインで、SSID表示がうまくいかなくなりました。

macOSのセキュリティポリシー更新で、airportコマンドが非推奨となり、代替方法への移行が必要となりました。この変更はWi-Fi速度自動測定プラグインに影響があり、SSIDが正しく表示されなくなっていました。

この記事では、SSID取得方法を改訂した作業の詳細を記します。

改訂内容の概要

SSID取得方法の更新

以前のSSID取得コマンド:

ssid=$(/System/Library/PrivateFrameworks/Apple80211.framework/Versions/Current/Resources/airport -I | awk -F': ' '/ SSID/ {print "SSID: " $2}')

改訂後のSSID取得コマンド:

ssid=$(system_profiler SPAirPortDataType | awk '/Current Network Information:/{getline; gsub(/^ +|:$/,""); print "SSID: " $0; exit}')

プラグインの全体コード:

speedtest_swiftbar.sh - Monitor Wi-Fi speed: Automatic tests, monthly logs, and menu bar results · GitHub

変更の動機

airportコマンドの非推奨化により、SSIDが取得できず、メニューバーにSSIDを表示できなくなりました。system_profiler SPAirPortDataTypeを使用することで、SSIDを含むネットワーク情報を安定して取得できるようになります。このコマンド変更は、SSID取得方式を現在のmacOSの仕様に合わせ、より長期的に利用可能にします。

注意点

この改訂は現在のsystem_profilerの出力フォーマットに基づいています。Appleによる将来的なフォーマット変更は、この解決策の有効性に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

補足:SSID取得コマンドの変更

新しいsystem_profiler SPAirPortDataTypeコマンドは、従来のairportコマンドに比べ、包括的なWi-Fiネットワーク情報を提供します。SSIDだけでなく、接続品質やセキュリティ設定など、より詳細なデータを得られます。また、macOSのセキュリティポリシーに基づく変更に強く、将来的にもサポートが続く見込みです。

まとめ

この記事では、SwiftBarプラグインのSSID表示問題に対処するための方法を紹介しました。macOSの更新に伴い非推奨となったairportコマンドに代わる、新しいSSID取得方法を導入しました。

この改訂により、プラグインは再び正確なSSID情報を表示できるようになり、ユーザーは現在接続しているWi-Fiネットワークを簡単に確認できます。

この記事は 📗SwiftBarでのWi-Fi速度測定とそのSSID表示問題の対応 - MXT Forest に基づいています。最新の情報や更新は、元の記事で確認してください。

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2