はじめに
つねに開きっぱなにしているMarkdownメモツールObsidian。1年ぐらい使ってみたので、ストレスフリーに近づける、いいかんじの小技をご紹介してみたいとおもいます。
ファイルへのリンクを貼る
Obsidianは「リンクを貼りまくる」ことで便利になるツールです。なかでもPCに保存しているファイルにリンクを貼れて、これはめちゃめちゃ便利です。
- たとえば、PDFファイルを貼っておくと、クリックするとファイルが開きます
- さらには、フォルダも貼れて、そのばあいはクリックするとフォルダが開きます
- 文書内への画像の貼り込みにも使えます
リンクの形式は
[表示テキスト](file://フルパス)
# 念を入れるならカッコをつけて
[表示テキスト](<file://フルパス>)
で、たとえばPDFの場合:
[soramame](file:///Users/username/Desktop/soramame.pdf)
フォルダの場合:
[211201_退避](file:///Users/username/Desktop/211201_退避)
みたいになります。
画像ファイルへのリンクを
![soramame](file:///Users/username/Desktop/soramame.png)
と書いておくと、プレビューモードでは文書内で画像が見えます。
フルパスのとりかた
ファイルのフルパスを取るのがわからん!めんどくさい!とおもうんですけども、macOSの場合だと、ファイルを右クリック→optionキー押すとxxxxのパス名をコピー
とすれば簡単に取れます。
Windowsは、エクスプローラに表示されているとおもいます。
さらにラクする方法
わたしはもう右クリックもoptionキーを押すのもめんどうくさいし、[xxxx](<file://>)
と書くのもめんどうなので、Automatorで小さなツールをつくりました。
参考:Obsidianで便利なローカルファイルへのリンクを、Automatorに作成してもらうと楽ちんだなあ
これをクイックアクションに追加しているので、アイコン(mdStyleLink)をワンクリックで、クリップボードにMarkdownのリンク形式がコピーされます。
↓
# ペーストすると
[SS 2022-01-05 18.47.25.png](<file:///Users/username/Desktop/SS 2022-01-05 18.47.25.png>)
このミニツールのおかげで、わたしのノートは、リンク貼りまくりになっています。情報のソースがどこだったかを、覚えておく必要がなくなり、Obsidianのノートに貼っておくだけで済みます。記憶力がもともと弱いので、こういうことはツールが代行してくれると、脳に余白ができてたいへんに助かっています。
おわりに
Obsidianのリンクを大別すると、3つになります。
種類 | 形式 |
---|---|
内部リンク | [[xxxx]] |
外部リンク | [xxxx](https://yyyy) |
ファイルリンク | [xxxx](<file://フルパス>) |
さいごのファイルリンクは、Obsidianのヘルプにも載ってはいるものの、あまり詳しく書いていないので見逃されがちです。書いていることも、なんだかよくわかんないし。
しかしながらObsidianを思考支援ツールとして使うにあたって、必須のリンクではないかとおもっています。
次回は、プレビュー文書に画像を貼る小技を、もう少し紹介できればなとおもっています。