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e-Taxのログインがあまりに面倒なので自動化いたしました件

Last updated at Posted at 2022-01-17

はじめに

e-Taxソフト(WEB版)のログインが面倒くさくてかなわないのです。

マイナンバーカードでログインできればいいんですが、法人だと使えません(電子署名には使えますが、ログインはダメです。このあたりの仕様もあまり納得がいかない)。

ですので利用者識別番号を入力しなければならないわけですが、フィールドが4つにわかれているのです。ですので、コピーペーストができない(きわめて面倒くさい)のですね。

かしこいパスワードマネジャーならフィールドが分かれていても入力してくれそうですが、macOSのキーチェーンはそこまでかしこくないのです。

NCSCもNISTも、パスワードはペーストできるようにせよ、パスワードマネジャーを使えと言っているのに、e-Taxでキーチェーンを使えなくしている正当な理由をいまのところ考えつきません。(パスワードじゃなくて、IDだからペーストしにくくていいということなのでしょうか?)

わたしの不勉強で、正当な理由があるのかもしれません。だいいち、文句を言っていてもすぐには変わらなさそうなので、ツールをつくりました。

環境

  • Alfred 4.6.1
  • macOS Monterey 12.1
  • MacBook Pro (13-inch, 2020, Four Thunderbolt 3 Ports)

概要

操作の概要

  • 入力フィールドの1つめにカーソルを入れます
  • Alfredを起動し、etaxloginと入力します(実際にはetぐらいで)
やったね!

ツール構成の概要

  • Keywordモジュールと、Run Scriptモジュールでできています
  • Keywordを入力すると、スクリプト(AppleScript)が動きます

詳細

Keywordモジュール

起動するためのキーワードを設定します。

Run Scriptモジュール

あまりスマートなスクリプトではないのですが😆、AppleScriptをつかってキーを押します。

tell application "Safari" to activate
tell application "System Events"
	key code 55 -- 英数
	key code xx
	key code xx
	key code xx
	key code xx
	key code 48 -- tab
	key code xx
	key code xx
	key code xx
	key code xx
	key code 48 -- tab
	key code xx
	key code xx
	key code xx
	key code xx
	key code 48 -- tab
end tell

はじめの3フィールドをAppleScriptに入力させ、4フィールドめに入ると、キーチェーンが反応するので、そこからはキーチェーンをつかいます。

キーコードは、ググればでてきますが、たとえばこの記事に詳しく書かれています。
AppleScript 七つ道具 〜 Mac 上の反復入力は簡単に自動化できる。 - Qiita

おわりに

あまりスマートではない解決策ですが、とてもストレスフリーになれます。

パスワードのペーストについては、下記のように多くのところで推奨されています🧐
本質的にはパスワードマネジャーを使おうということで、パスワードだけじゃなくてIDもパスワードマネジャーで扱うべきものだと理解しています。

※NCSCはアメリカのNPO:National Cybersecurity Center - Wikipedia
※NISTはアメリカの商務省配下の技術部門:アメリカ国立標準技術研究所 - Wikipedia

参考リンク

Alfred - Productivity App for macOS
→macOSのパワーユーザは買って損はないとおもいます

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