はじめに(この記事の背景)
GoogleWorkspace(旧称G Suite)で、ドメインをまたいでカレンダーを共有して使いたい。
こういった個別具体的なケースのマニュアルやガイドは見当たらなかった(見つけられなかった)ので、試行錯誤した。
しばらくしたら忘れそうなので、要点を記録。
副業など、マルチドメインで仕事をすることが増えるだろうから、先進的な事例記録になる……であろう……(ほんまかいな)。
環境
ここで書いていることは、下記のバージョンで実施しました。
- GoogleWorkspace バージョンの調べ方がわからない。2021-07-05
- Chrome バージョン: 91.0.4472.114(Official Build) (x86_64)
- Safari バージョン14.1.1 (16611.2.7.1.4)
- FireFox バージョン: バージョン14.1.1 (16611.2.7.1.4)
- macOS BigSur 11.4
設定を方向づける前提
- ドメインAからドメインBに移行している
- 急な切り替えではなく、じわじわ比率が(Bが高くなるように)変わる予定
- AとBの予定を一箇所で一覧したい(漏れや転記ミスはいやだ)
総論

設定の方向性
- ドメインレベルおよび、カレンダーレベルで設定をする。
- 予定レベルでいじらない。
- (ユーザレベルでは、いじることがない)
ドメインレベルでの設定
ドメインAでの最高権限を「閲覧」にする(というか管理者権限がないので、「閲覧であった」が正しい)。
ドメインBでの最高権限を「変更」にする。
場所は、管理コンソール > Google Workspace > カレンダーの設定 > 共有設定> メイン カレンダーの外部共有オプション
で、xxx 外 - メイン カレンダーに対するユーザーの機能の設定 > すべての情報を共有する(外部ユーザーにカレンダーの変更を許可する)
を選ぶ。
カレンダーレベルでの設定
これはよくある設定なので、詳細を省く。
場所は、カレンダーの設定 > 特定のユーザとの共有
補足(モバイル環境)
-
iPhone(iOS) ⇔ カレンダー.app(標準) ⇔ 同期設定 ⇔ ユーザAMIでカレンダー選択
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WeekCal.app
はカレンダー.app
のデータを見に行っている -
Googleカレンダー.app
はユーザAMIでログインしてカレンダーの予定を拾っている
リソース
Googleカレンダー同期設定
→ Apple カレンダーに Google カレンダーの予定を表示するの「同期するカレンダーを変更する」ご参照