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Obsidianとのマリアージュその1|Alfredのスニペットで日時を入力する

Last updated at Posted at 2022-03-31

はじめに

超絶便利ツールObsidian。さらに便利に使うコツをご紹介します。

背景

Obsidian単体でもきわめて便利ですが、ほかのツールと組み合わせるとさらに便利になります。毎日のように使ってきて、熟れてきたやりかたは、誰かのお役に立てるのではないかとおもいました。

Alfredと組み合わせる

Alfredは、macOS用の作業効率化ツールです。有料版(パワーパック)は34ユーロもしくは59ユーロですが、このツールにピンと来る人なら元が取れるとおもいます。わたしにとっては、過去最高級のコスパでした。

Alfredにはたくさんの機能がありますが、そのなかでもObsidianとのマリアージュが最高のスニペットのご紹介です。

常用しているスニペット

さまざまなスニペットを登録していますが、そのなかでも日時入力にしぼってご紹介します。

Keyword列に書かれている文字をタイプすると、Snippetが発動され、現在時刻にもとづいて文字列が展開されます。

Keywordは好きに設定できますが、誤発射を防ぐため、!を冒頭につけることにしています。

Keyword Snippet 展開例 用途
!td {date:yyMMdd_} 220331_ ファイル名
!yy {date:YYYY-MM-dd(EE)} 2022-03-31(木) 文中適宜
!dt ({date:yyyy-MM-dd} {time:HH:mm}) (2022-03-31 08:17) 文中適宜
!## ## {cursor}
{snippet:!dt}
##
(2022-03-31 08:19)
見出し

!td → {date:yyMMdd_} → 220331_

ファイル名の冒頭に日付を入れています。220330_課題の定義について_rev02とかですね。

ファイル名に日付を入れなくても、「ファイルに更新日時や作成日時が記録されるじゃないか」という見解もあります。ところが、更新日時や作成日時は、意図とは違うところで書き換わってしまいます。明示的にファイル名に入れることで、ファイルの前後関係で迷うことが少なくなります。

!yy → {date:YYYY-MM-dd(EE)}  → 2022-03-31(木)

日付+曜日がサクッと入るとうれしい状況はよくあります。たとえば提案書やレポートに記載する日付とかですね。Obsidianのデイリーノートのタイトルも、この日付形式にしているので、デイリーノートへのリンクをさくっと作れるというメリットもあります。

!dt → ({date:yyyy-MM-dd} {time:HH:mm}) → (2022-03-31 08:17)

文中に適宜日付を入れています。ある程度入力したら、日時を入れるようにしています。長年メモを書き溜めていて、いちばん重要な付帯情報は「それを書いた日時」だとおもっています。

メモを書いた背景や状況を、克明にメモしておくのは大変ですが、スニペットで日時を入れておくことはかんたんです。日時がわかれば、メモの背景をかなり推測できます。たとえば「夜中の2時にメモしているから、だいぶ行き詰まっていたんだな」とかですね。

近いところでは、LINEのトーク履歴が「あとから見ても使える」のは、タイムスタンプが押されているからですよね。とにかく「文中でタイムスタンプは押しまくる」はメモ取りの原則ではないかとおもいます。

!## → ## {cursor} {snippet:!dt} → ## (2022-03-31 08:19)

ところが、タイムスタンプを押すのも面倒になってきました。Obsidianでメモを取っていると、ほとんどかならず見出しを書きますから、そのときにタイムスタンプを押すようにし始めました。単純なアイディアですが、無意識のうちにタイムスタンプが押されていて、これは相当便利です。

おわりに

Obsidianをさらに便利にする、Alfredのスニペットとのマリアージュをご紹介しました。

長年メモを取っていると、「日時情報至上主義者」になっていきます。手入力はめんどうくさいですが、自動化すればかんたんです。日付をかんたんに入力できれば、メモの価値が上がります(あるいは価値の低いメモを見分けることが容易になります)。

スニペットツールはいろいろあるので、Alfredである必要はありませんが、ほかにも便利ツールが揃っているので、Alfredをつかって損はないとおもいます。

それではハッピーObsidianライフを!

参考リンク

Obsidian|使いかたとコツ(目次)

環境

ここで書いていることは、下記のバージョンで実施しました。

  • Alfred 4.6.4
  • Obsidian 0.14.2
  • macOS Monterey 12.2.1
  • MacBook Pro (14-inch, 2021)
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