概要
基本情報技術者を受けずに、80時間勉強したら、[令和元年度秋期試験] 応用情報技術者試験に一発で受かった。
プロフィール
名前
2015年ぐらいから「はにおかさい」を自称
年齢
18歳、大学1年
学歴
- 中学受験のときの首都圏模試の偏差値:63ぐらい
- 普通科高校に内部進学
- センター85%だが、上智は3学部一般で落とすレベル。ICU1に一般入試で合格し、在学。(この記事は学校のパソコンで書いている)
- 経済学を中心に履修し、情報系の授業は取っていない。
(広義の)IT経験
- どことなく何かやっているが、プログラミングが大の苦手
- まめにQiitaに書いているので、指標にはなる。2
対策
基本情報技術者試験を受けなかった
私はプログラミングが嫌いです。
ですので、プログラミング比重の大きいFEは受けませんでした。(応用情報技術者試験は、午前の選択は必須にせよ午後の言語やデータベースはやらずに済む)
ひとによっては、応用情報技術者試験のほうがかんたんと感じるかもしれないということです。
私の対策はゼロからはじめる人向けということです。
ただ、簿記3級を6月に受けていたのはAPにとっての一定のアドバンテージがあります。
対策教材
(私の受けた年度の教材)
教科書:『応用情報技術者合格教本』技術評論社
https://gihyo.jp/book/2018/978-4-297-10197-8
体系的にまとまっているので、読み物としても辞書としてもおすすめです。さらに問題演習まで行えます。
必要な知識の8から9割が得られます。残りの知識は諦めるか3、付箋にメモして関連ページに貼り付けましょう。
ただし、文字がぎっしりしているタイプなので苦手とする方がいても不思議ではありません。
CDのプログラムがついているのですが、微妙です。使いづらい。
過去問集:『極選分析 応用情報技術者 予想問題集 第3版』iTEC
https://www.itec.co.jp/store/products/detail.php?product_id=3614
厳選された過去問がつまった本です。解説が細かいので理解がしやすいです。
午前・午後両方の対策ができてお安い。
はじめ、過去問をこれで学習しはじめました。
これだけでは、演習量は絶対に足りません。
過去問:ap-siken
応用情報技術者試験は過去問からかなり出るので、過去問演習が重要だと痛感しました。
解説もついていて、学習に適しています。また間違えた問題だけの出題機能をよく使いました。
早押しクイズをやるように、8割の問題を条件反射でできるレベルにはしていました。(計算結果を覚えてしまうぐらいやりこんだ)
無料なので大変ありがたかったのですが、掲示板は攻撃的な人が多いようなので読むと気分を害すことがあります。
ログインして、問題演習をやればよいです。
公式の過去問
解説はありませんが、公式の過去問も役に立ちます。pdfで配布されていて無料です。
ただし、得点配分がわからないので、各年度の自己採点シートをぐぐって4それを使いました。
2in1でA4に印刷しました。
その他
公開模試を受けると、時間配分や他者による採点を受けることができます。
受けようか迷いましたが、お金がかかるのでやめました。
模試がメルカリで中古で売っていたので購入しました。
勉強時間
エクセルで管理しました。
というのも、
- 自分がどれくらいやったのか見たい
- 今後、別の試験を受けるときの勉強時間の目安になる
からです。
「所要時間」というところに、どのくらい時間がかかるか予想して時間を埋めときます。
別シートに費やした時間と項目を書き、変数でメインのシートに引っ張っておきます。
想定の所要時間と実際の勉強時間を比較しながら、随時予想の時間か自分の勉強時間を増減させていきました。
私の場合、合計時間が変わらず構成する割合が変わっていきました。結果として、82時間。
対策方法
原則として、上から下に時系列です。
復習は忘れないためだから、随時やった。
- 『応用情報技術者合格教本』を
- 読んで、問題演習。(合計10時間ぐらい)
- 1度間違えた問題を解く(2時間半)
- 試験一週間前にもう一度読み直した(4時間半)
- 『極選分析 応用情報技術者 予想問題集 第3版』の
- 午前問題を解く→解説を読む(ここまでで9.2時間)
- →間違えたらあとで復習(10時間)
- 午後問題を解いて、点数を計算する。エクセルに落とし込む(7.2時間)[^5]
- →間違えたらあとで復習(2時間半)
- ap-siken
- H30A-H22S(H31Sは取っておいた)+予想問題3回を解きました
- 各年度ごとに解いて、間違ったら解説を読む。各年度ごとに復習。それが終わったら、すべての年度で復習(25時間)
- 公式の過去問
- 午前は h31sだけ印刷してやりました。(午後とセットで、本番の実施時間で家で実施)
- 午後は H31S、H30A、H30S、H29A、H29S、H28A、H28S の7個を実施。時間は図らず百パーセント本番にやらないもの以外は全ページ印刷しました。
- 得点は計算して、エクセルに落とし込みます
- 復習はせずにやりっぱなし(解説がないので)
- 合計5時間
- その他
- 模試問題の中古に4時間かけた。
午後の得点をエクセルに落とし込む
午後試験は、11問から4問選べば良いので、戦略的に捨てれば勉強時間がだいぶ浮きます。
そのために、『極選分析 応用情報技術者 予想問題集 第3版』で午後問題をすべて解き、エクセルで得点率を出します。
もっともよかったものから7問だけを、「公式の過去問」で演習しました。
本番に解く問題にあてをつけるため、過去問演習の得点を計算。当日印刷して持っていきます。(休み時間に見るため)
当日
あまり眠れませんでした。
寝れんなー。
— はにおかさい(自由連想法) (@haniokasai) October 19, 2019
今日は応用情報なのに。
当然、時間に間に合うように行きましょう。
試験50分前に着くように設定した
— はにおかさい(自由連想法) (@haniokasai) October 19, 2019
どうせ試験直前に勉強しても実にならないので、試験開始前はリラックスしておきます。
午前
見慣れない問題が時々ありますが、基本は過去問の焼き直し。落ちはしないだろうという思い出やりました。
問題用紙に解答を転記します。解き終わったので、見直しを1回してからの途中退出。
昼休憩
お腹いっぱいになると眠くなるので、おにぎりで済ませます。
その間に、自己採点をしました。
アンケート形式なので正確性は不明ですが、昼頃になるとある程度解答が出始めるので参考になりました。
60/80点ぐらいかな、たぶん
— はにおかさい(自由連想法) (@haniokasai) October 20, 2019
午後
準備した優先順位で、問題を解き始めました。
普段良くできる問題ができず、あわてて別の問題に差し替えました。
時間はぎりぎり。
でも、問題番号を修正するのは忘れないように意識しました。
帰宅
あまり自信なく、しょんぼり歩いて駅まで行きました。
午後問題は微妙だな
— はにおかさい(自由連想法) (@haniokasai) October 20, 2019
埋まりはしたが、自信はない
合否発表
10月20日に試験で、その後2ヶ月後の今日(12/20)に結果発表がオンラインで行われるので、気が気でない日々を過ごすことになりました。試験には一発で受かりたい性なので、試験直後と結果発表直前は緊張しました。
オンライン確認の際は、(発表の)12時ちょうどぐらいにパスワードを緊張のあまり誤りながらも入力し、合格を確認しました。
驚きのあまり声を出しそうでした。
感想
大学受験や中学受験よりはるかに簡単(過去問をやれば即ち対策になるから)だが、本気出して勉強しないと落ちるハメになるので勉強して良かったです。
賞味期限のない試験5なので、取れて純粋にうれしい。
科目免除のメリットを活かすために、春に何か受ける予定があります。
知識として...
プログラミングが嫌いとはいえ、仕事や自分のプロジェクトでやることを強いられます。
一切体系的な知識を持っていなかったので、プログラムの設計やデータベースの構造など知識を得る良い機会になりました。
知識がないといい思考はできませんので。