ウェブ用バイナリベクトルデータについて、フォーマットは Google Protocol Buffer に根ざした Mapnik Mapbox Vector Tiles(MVT)が多く検討されている感じがあるが、それが全てではない状況。
メモ0: vector-tile-spec
Mapnik Vector Tiles の仕様は、https://github.com/mapbox/vector-tile-spec にある。更新は8月初旬でいったん落ち着いている。
メモ1: Geobuf
タイル化されないデータを、座標をいじらずに MVT 類似の方式で保存する方式。https://github.com/mapbox/geobuf 。tmcw さんの単発作品かもしれない。これも更新は8月初旬でいったん落ち着いている。
メモ2: Avecado
Mapnik 3.0 ベースの MVT コンバータ。8月末にMapQuestからリリース。https://github.com/MapQuest/avecado 内容もさることながら、MapQuest さんの MVT 周辺での動きが誰の目にも明らかになったことは興味深い。バイナリベクトルタイルに関しては、Mapboxさん, Mapzenさん, MapQuestさんあたりが活発な状況が見られる。
TODO
三次元バイナリベクトルタイルについてまとめてみたい。Mapzen さんの http://vector-map.mapzen.com/ は有名であるが、高さ情報をデータのどのようにのせているか、確認しておく必要がる。基本的に2.5次元という感じである。CityGML陣営やCesiumで採用されている技術との関係はどうであるのか確認しておきたい。
PS 2015-10-16
三次元ベクトルタイルについては、Cesium 3D Tiles が一つの大きな動きになってきている。