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EC2にRDP接続できなくなった時の対応方法

Last updated at Posted at 2021-08-19

はじめに

EC2のWindows Serverを使用している場合、RDPで接続して設定やらなんやらすると思いますが、一つ設定を間違えるとRDP接続ができなくなることがあります。

Windows Serverにはファイアウォール機能としてWindows Defenderファイアウォールがあります。

EC2でシステムを構築しているのであればSGでポート単位で通信が制御できますし、個別にウイルス対策ソフトがインストールされているのであれば、Windows Defenderファイアウォール機能は必要ない状況が出てきます。

その場合は機能自体を無効化することがあると思いますが、今回はその操作を間違えてRDP接続ができなくなってしまいました。
その対応方法を書いていきます。

事象

サーバーマネージャーから手動で各ネットワークのファイアウォールを無効した状態にします。
image.png

この状態から間違えて画面の一番上にある「設定の復元」を押下してしまったところ、RDP接続が切れて再接続ができない状態になってしまいました。
image.png

image.png

対応

以下の記事を参考に、SSMオートメーションドキュメントのAWSSupport-TroubleshootRDPを使用して、SSM経由でファイアウォールを無効化しました。
https://dev.classmethod.jp/articles/disable-nla-with-awssupport-troubleshootrdp/

手順

まずはAWS Systems Managerダッシュボードに移動し、変更管理の自動化を押下します。
image.png

表示された画面のオートメーションの実行を押下します。
image.png

真ん中の検索欄で「AWSSupport-TroubleshootRDP」を検索し、1つだけドキュメントが表示されることを確認します。
image.png

ドキュメントを選択し、次へを押下します。
image.png

詳細パラメータの入力画面に遷移するので、まずはシンプルな実行を選択します。
image.png

入力パラメータの「インタラクティブなインスタンスピッカーを表示する」を選択し、表示されたEC2インスタンスを選択します。
※RDP接続できなくなったEC2であること
image.png

パラメータが複数ありますが、このうちFirewallの設定だけをCheckからDisableに変更します。
それ以外は何も変更しません。
image.png

最後に実行を押下します。
image.png

設定した内容がすぐに実行されます。
image.png

表示された画面でどこまで実行中と実行結果がわかるようになっています。
image.png

全体的なステータスが成功になっていればOKです。
image.png

そのあとにRDP接続を実施したところ問題なくログインでき、ファイアウォールは全て無効化されていることが確認できました。
image.png

おわりに

RDP接続ができなくなると結構焦りますが、一つ一つ確認しながら対応すると解決することがあるので、諦めずに方法を探してみましょう。

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