corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#2 Advent Calendar 2019の4日目の記事です。
##本題
私は、これまでも事業部門が使用する業務システムの企画、導入、定着化推進を生業としてきました。要件定義しシステムに落とし込み業務フローを策定し社内ユーザ向けに集合研修やら個別対応等をしてきました。
その中で比較的最近、ユーザ部門から個別インタビューをした際に出てきた意見が、マニュアルとか見たくない直感的に操作できるインターフェースにしてほしいとの要望がたくさん出てきたのです。
これまで情シスはせっせとマニュアルを作成し印刷、配布、トレーニングを愚直に遂行するものだと思っていたのが、マニュアル面倒くさいIphoneみたいに操作したいというのです。
なんという事でしょう。(over40のバズワード)
私が夜なべして作った操作マニュアルを見たくないと口ぐちにおっしゃるのです。
それまでUX(ユーザーエクスペリエンス)などはBtoC企業の●ルカリやら、Z●Z●等のキラキラしたプロダクトだけの話だと思っていたのが、ださい、汚い、めんどくさい、そして臭いはずの社内でしか使用しない業務システムにもその余波が押し寄せてきたのでした。
##業務システムのUX(ユーザーエクスペリエンス)解決ソリューション
先月とあるイベントの基調講演に参加した際にUX(ユーザーエクスペリエンス)を大幅に改善するDigital Adoption Platforms (DAP)なる製品に出会いました。
Digital Adoptionとは日本的に言うと(システム定着化)となるそうです。
corp-engr 情シスSlackの運営ポリシーに違反するので具体的な製品名はここではあげませんが、調べたところまだ、1つの製品しか見当たらないようです。今後RPAの様に雨あられのように類似プロダクトが出てくるかも知れませんが・・・。
ユーザーに対して入力の手順をナビゲートしたり、チャット対話型での入力方法に変更したり、別システムを跨いだ入力もユーザには意識させずにおこなわせる事が出来ます。入力規則を設定し誤入力を撲滅する事も可能です。
##起るべき未来
Digital Adoption Platformsを使用してシステム導入をする事でこれまで膨大な時間を割いてきたマニュアル作成に追われる事もなく、全国各地のシステム操作説明事業所行脚をおこなう事もなくなります。そして対話型で入力するユーザに対して気のきいた返しをBotでおこなう事も可能です。これにより無機質なシステム入力を楽しいものと変化させる事でしょう。(たぶん。最初だけ。いずれ飽きる。)
という事で社内情シス(特に業務システム担当者の皆様)RPAにも飽きたころだと思いますのでDigital Adoption Platformsを使ってUX(ユーザーエクスペリエンス)の向上に繋げ
業務システムの入力の向こう側にある会社の売上UPに貢献しようじゃありませんか。
以上になります。ご清聴ありがとうございました。