まえおき
poetryは元々パッケージのバージョン管理に便利な機能が多く、publishコマンドとかわかりやすいですね。
しかしプロジェクトの管理に使用するだけならこれらのメタデータは不要になり、publish等もできない方が良くなります。
ver 1.8
バージョン1.8からpackage-mode
という設定が追加され、パッケージの情報を抜きに依存関係を管理できるようになりました。
現時点では自動でパッケージの情報を削除できないので、設定ファイルを手動で変更する必要があります。
削除できる項目
全てです!
具体的には、poetry init
コマンドで追加される[tools.poetry]
は必要なくなります。
極端な例ですが、以下のようになります。
pyproject.toml
[tool.poetry]
package-mode = false
[tool.poetry.dependencies]
python = "^3.8"
cleo = ">=2.0.0"
参考:poetry#8650
おわりに
とはいえ、必須でなくなっただけで、name
やversion
は引き続き設定できます。
また、poetry install --no-root
を設定せずとも環境に自身をインストールしなくなるという点もあるので、パッケージでない場合は設定すると良さそうです。