はじめに
ゲーム開発の完遂には多くの困難を伴います。特に、長期間にわたる開発ではモチベーションの維持が難しいという問題が生じがちです。このような問題に対処する一つの方法として、バンダイナムコスタジオ杯 | Siv3Dゲームジャムのような短期間(例えば2週間)でのプロジェクト完了を目指すイベントへの参加などがあります。これはモチベーションを維持する上で解決策となるかもしれません。
このアプローチをさらに推し進めたのが「超高速ゲーム開発」というコンセプトです。これは、わずか1日でゲームを構想から完成まで一気に進め、リリースするというものです。全く新しいゲームを作成するのもよいですし、既存のゲームをベースにした実装も興味深いでしょう。
今回は、3人の開発者(はむくん、agehama、Ryo Suzuki)が協力して、人気ゲーム「2048」をどのように再現したかについて紹介します。実際の記録映像もありますので興味ありましたら御覧ください。
実際に動作するソースコード全文はこちら
https://gist.github.com/chobby/0a45b33805582473eadb5c094b7d442f
実装の変遷
https://scrapbox.io/hamstro/
実装の流れ
最低限の見た目を揃えてイメージを固める
アルゴリズムを実装する
アルゴリズムについて議論する様子
見た目を整える
おまけ
他にも様々な超高速ゲーム開発を行いました
魚釣りゲーム
モアイになって敵から逃げるゲーム
おわりに
この「超高速ゲーム開発」のアプローチは、開発者だけでなく、ゲームを学ぶ人にもとても役立つと考えています。ゲーム作りの最初の段階から、実際に人々が遊べるようになるまでの一連の流れをじっくりと見ることで、具体的にプログラムを書く方法や、途中で出てくる難しい問題や挑戦をどう乗り越えるかがわかります。