背景
2025年9月30日以降、AzureのパブリックIPアドレスのBasic SKUが廃止されるため、2025年9月30日までにStandard SKUに更新する必要があります。
また、2025年3月31日以降は新規にBasic SKUのパブリックIPアドレスは作成できなくなります。
なお、Azure Cloud Services (延長サポート) にデプロイされたBasic SKUパブリック IP アドレスは、今回の廃止の影響を受けないため、何らかアクションする必要はありません。
※2022年9月28日時点にAzureのパブリックIPアドレスを利用しているユーザー向けの案内を元に情報収集していますので、最新情報とは差異がある可能性があることをご理解願います。
影響範囲
パブリック IP を関連付けられる以下のリソースが対象と考えます。
- 仮想マシン
- ネットワーク インターフェイス
- パブリック ロード バランサー
- フロント エンド構成
- Virtual Network ゲートウェイ (VPN)
- ゲートウェイ IP の構成
- Virtual Network ゲートウェイ (ER)
- ゲートウェイ IP の構成
- NAT Gateway
- ゲートウェイ IP の構成
- Application gateway
- フロント エンド構成
- Azure Firewall
- フロント エンド構成
- bastion ホスト
- パブリック IP 構成
- ルート サーバー
- フロント エンド構成
アクション
Standard SKUの価格を確認する。
予算を見直しが必要な可能性もあります。また、これを機会にリソースの棚卸をしてみるのも良いかもしれません。
参考： IP アドレス の価格
パブリック IP アドレスのSKUの更新方法を確認する。
-
Microsofドキュメントを確認する。
-
Microsoft Q&Aやサポートに質問する。
計画してパブリック IP アドレスのSKUを更新する。
- 2025年9月30日までの期限ですが、サービス停止やDNS伝搬なども踏まえた日程で計画立てると良いかと思います。
- 構成やSKUを更新するリソースの順番など工夫すればサービス停止を抑えられる可能性もあるとは思います。