弊社では非公式技術ブログとしてQiitaを使っています。この記事は企業の公式技術ブログとQiitaで各エンジニアが好き勝手に書いてる非公式技術ブログという観点で書いていきます。
公式技術ブログは書く機会の平等確保ができない
私はクッ社の開発者ブログが大好物です。各記事の質が高く切り口も鋭いのでついつい読んでしまいます。企業の技術ブログとして成功事例と言えるのではないでしょうか。
企業が公式技術ブログを始める理由は知名度の向上、ブランディング、採用活動への寄与といった外向きの理由であることが多いです。目的達成のために技術ブログ運用を考えると社内外で評価が高いエンジニアに執筆依頼することになります。
数年前入社した時から自社公式技術ブログの存在を認識していましたが書かせてと言い出す勇気が最後まで出ませんでした。執筆段階を想像すると企業名をしょっているため下手な記事は書けませんし、レビュー依頼したりと大変そうです。公式技術ブログを運用して年月が立つと一部の花形エンジニアのみが執筆する構造になっていくと思います。それは知名度向上と採用活動への寄与という本来の目的がそもそも外向きなことや、技術ブログの効率的な運用を考えると仕方ないことです。一方で企業内に目を向けると、なんかもやもやするなーという私みたいなエンジニアがいたりします。
弊社でQiita利用が進んでいった事例
2-3人のエンジニアがQiitaを始めてこっそり楽しんでいました、その後社内の口コミで開設と相互フォローが徐々に進んでいきました。一部記事がバズったりしましたが平穏そのものでView数が100いけば良い方だよねと各エンジニアが楽しんでいました。
今年になって誰かがOrganizationを取得して口コミで張って回り非公式技術ブログが誕生しました。その後も大きな波風もなく各自好きなことを書いて淡々と継続しています。私がQiitaを継続している理由は承認要求である点が大きいのですが、始めた理由は好きなことを書いて良い点と会社が潰れた時に技術ブログがリクルートで有利になるだろうという下心からです。
自由に書いて良いんだけど、Organizationでゆるく社内の人と繋がっていてなかなか居心地が良いです。そんなエンジニアのニーズを上手く汲み取っているので企業の非公式技術ブログとして、けっこう理想的だなって思います。