LoginSignup
0
0

More than 3 years have passed since last update.

Elastic Cloud デプロイメントテンプレート

Last updated at Posted at 2019-12-19

1.はじめに

Elastic Cloudを利用するにあたって、デプロイメントパターンという聞きなれない単語が出てきたので、本投稿で纏めます。

2.デプロイメントテンプレートとは

 Elastic Stack社が提案するデプロイメントテンプレートとは、Elastic Stackの各コンポーネントを、目的のユースケースに応じて作成される標準のテンプレートであり、インフラ、パラメータチューニングを含めて実施される。
 Elastic Stackのうち、下記のコンポーネントがテンプレートの検討対象となる。ユーザーは、デプロイメントテンプレートを選択することでElastic Cloud上にElastic Stackの各コンポーネントを構築することができる。

3.I/O Optimized Template

 このテンプレートは、汎用的なユースケースで利用することができます。データノードに使用するインスタンスタイプは、ストレージ最適化インスタンスを使用し、高いI/Oスループットを実現することができます。また、ハードウェアリソース(CPU、メモリ、ストレージ)の観点でバランスが良いです。
 インスタンスタイプは、i3.8xlargeを使用します。

4.Compute Optimized

 このテンプレートは、CPU負荷が高いワークロードに対して有効です。
 インスタンスタイプは、m5.12xlargeを使用します。

5.Memory Optimized

 このテンプレートは、メモリ使用率が高いワークロードに対して有効です。頻繁にaggregationのオペレーションが発生するような、ワークロードがある場合は、このテンプレートが適している可能性があります。
 インスタンスタイプは、r4.8xlargeを使用します。

6.Hot-Warm Architecture

 このテンプレートは、一般的には時系列データの分析やログ収集に対して有効です。自動的にindex curation(インデックス情報のスナップショットを取得)操作を実行することができます。このテンプレートでは、Hot data nodeとWarm data nodeと呼ぶ2つの機能を持つノードを配置することで、Hot-Warm Architectureを実現しています。
 最近のログ(例:直近2週間分)のログは重要ですが、それより古いログ(コンプライアンスやその他の目的で保存されているもの)に対するクエリが遅くても問題ないケースが大半です。Hot-Warm Architectureが特にロギングユースケースで役立つ理由はここにあります。

  • Warm data node:

    • 高速ストレージを用いて新規の入力データを扱い、データをすばやく投入・取得します。
    • インスタンスタイプは、i3.8xlargeを使用します。
  • Hot data node:

    • ストレージを高密度で使用し、ロギングデータを長期に保存する場合もコスト効率に優れます。
    • インスタンスタイプは、d2.4xlargeを使用します。

7.Cross Cluster Search

 このテンプレートは、耐障害性が求めらるワークロードに対して有効です。複数のElasticsearch Clusterを跨いでデータを保持します。
 インスタンスタイプは、r4.8xlargeを使用します。

 8.参考文献

以上

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0