1.はじめに
- Elastic社のサポート対象範囲となるLogstashプラグインについて、調査しました。Logstashプラグインは、yml形式で記載したパラメータを変換処理することができ非常に便利である一方で、エンタープライズで利用する場合は製品保証を考慮しなければならないので注意が必要となります。
- Elastic社のホームページを確認すると、製品サポートするLogstashプラグインを2つのカテゴリ(Tier 1/2)に分けて、そのサポートレベルを設定しています。
-情報は、2019年12月16日付けのものとなります。
2.Logstashプラグイン(Tier 1)のサポート
- Tier 1のLogstashプラグインは、Elastic社自身が直接リリースしたもので、プラグインとして多くのシステムに採用された実績を持ちます。
- Elastic社は、Tier 1のLogstashプラグインに対しては、すべての緊急度レベル(1~3)に対してサポートリクエストを受け付けることができます。
Input plugins | Codec plugins | Filter plugins | Output plugins |
---|---|---|---|
azure_event_hubs | avro | cidr | elasticsearch |
beats | cef | clone | |
elasticsearch | es_bulk | csv | file |
file | json | date | http |
generator | json_lines | dissect | kafka |
heartbeat | line | dns | rabbitmq |
http | multiline | drop | redis |
http_poller | plain | elasticsearch | s3* |
jdbc | rubydebug | fingerprint | stdout |
kafka | geoip | tcp | |
rabbitmq | grok | udp | |
redis | http | ||
s3* | jdbc_static | ||
stdin | jdbc_streaming | ||
syslog | json | ||
tcp | kv | ||
udp | memcached | ||
mutate | |||
prune | |||
ruby** | |||
sleep | |||
split | |||
syslog_pri | |||
translate | |||
truncate | |||
urldecode | |||
useragent | |||
uuid | |||
xml | |||
** S3インプット/アウトプットプラグインは、AWS S3のみをサポート。 | |||
** Rubyはあくまで、フィルター機能のみをサポートするだけで、Rubyコードの実行そのものはサポート対象外。 |
3.Logstashプラグイン(Tier 2)のサポート
- Tier 2のLogstashプラグインは、Elasticでして構築したシステムソリューションに対して影響を与える可能性があります。
- Elastic社は、Tier 2のLogstashプラグインに対しては、緊急度レベル3に対してのみサポートリクエストを受け付けます。
Input Plugins | Codec plugins | Filter plugins | Output plugins |
---|---|---|---|
couchdb_changes | collectd | aggregate | csv |
gelf | dots | de_dot | elastic_app_search |
graphite | fluent | throttle | |
jms*** | graphite | ||
snmp | msgpack | ||
sqs | netflow | ||
4.緊急度レベルによるサポートの分類分け
- Elastic社は、インシデントの緊急度に応じてレベルを分けており、緊急度は(1)Urgent、(2)High、(3)Normal、(4)Dev Supportの4段階に分けることができます。
- 緊急度レベル1~3は、シルバー/ゴールド/プラチナ/エンタープライズの運用レベルサポートに限り適用することができます。
- Urgent:運用がダウンし、ビジネスやサービスが停止する場合。最優先のサポートが提供
- High:運用に支障があるが、動作している場合。どの程度運用に影響するか不明な場合に、できる限りすみやかにサポートが提供
- Normal:運用に問題はないが、質問がある場合。- ディベロプメント:運用に関連しないケースとして指定する場合。時間的制約のないサポートとして対応
以上