背景
私はエンジニアとして新卒入社してから1年で適応障害になり、1年休職しても治らず、
そのまま退職、5か月後に転職した経験があります。
今回は私のような人がなるべく少なくなるよう、適応障害にならない立ち回りや
なってしまったらどうすればよいのかを記事にいたしました。
適応障害
まずは軽く適応障害について説明します。
適応障害とは
ストレスになる原因(仕事や学校等)があり、気分、行動、体調に症状として現れる病気です。
症状
人により症状が異なりますが、私は動悸がひどかったです。
以下のような症状が出やすいと言われています。
- 抑うつ気分になる
- 不安になる
- 頭痛
- 動悸
- 不眠
治療方法
ストレスの原因から遠ざけるための自宅療養や薬やカウンセリングによる治療です。
私は自宅療養と薬による治療をしており、現在はほとんど症状がない状態です。
適応障害にならないためには
私が人生やり直せるなら適応障害にならないためにやりたいことを記述します。
休憩をきちんととる
私は若いうちにたくさん経験を積もうと休憩を取らず、月100時間以上残業していました。
入社したばかりの頃はわかりませんでしたが、休憩はとても大切です。
まず、休憩を取らないと作業効率が落ちるので休憩したほうが効率よく働けます。
また、精神的にも肉体的にも休まらず、ストレスがたまり、病気になってしまいます。
仕事が終わらず、残業したくなる気持ちもわかりますが、体が第一なので休憩は取りましょう。
どうしても仕事が終わらない場合は上司に相談して仕事の量を調整してもらうことをおすすめします。
人間関係を良くする
私は入社したての頃に人間関係は仕事と関係ないから気にしないというスタンスを貫いてました。
振り返って考えてみると仕事は人と人とのやり取りで行われているので、人間関係というのはとても重要です。
人間関係を良くしておくと色々なメリットがあります。
例えば以下のようなメリットがあります。
- 仕事で分からないことがあった際に相談にのってくれる
- 失敗してしまったときの対応が優しくなる
- 仕事の手伝いをお願いするときにOKがもらいやすくなる
他にもあると思いますが、人は良い対応をすると良い対応で返してくれることが多いです。
自分のためだと思って、飲み会に付き合ったり、仕事で手伝うことがあるか聞いてみるのもよいと思います。
仕事のミスを気にしすぎない
新入社員は必ずと言っていいほど仕事でミスをします。
私は仕事のミスを気にして落ち込んでいることが非常に多かったです。
ミスするたびに大きなストレスを感じてしまうと精神的につらいです。
ミスするのは先輩方は想定してます。
そして、最初から完璧に仕事ができる人間はいません。
ミスして落ち込むより、なぜミスしたのか原因を考え、改善策を練って、上司に伝え、次ミスしないように頑張ろうとモチベーションにつなげれると良いと思います。
ミスをカバーしてくれた上司や同僚の方には謝罪とお礼、飲み物や食べ物を買っていくと人間関係もよくなるのでおすすめです。
パワハラを受けていたら
暴言、体罰等、パワハラを受けていた場合は客観的にパワハラが証明できる証拠を残してください。
暴言を言われて、上司に相談しても「そんなこと言ってない」と言われてしまいます。
自分の聞き間違えの可能性もあるので、録音、録画などで証拠を残しましょう。
証拠を残したら、証拠を持って、上司や人事部に相談してください。
部署等を変えてもらえるかもしれません。
適応障害になってしまったときの対処法
もし、適応障害になってしまった、または適応障害の疑いがあるときの対処法を記述します。
適応障害かもしれないとき
ちょっとした症状でも適応障害だと思ったら、精神科や心療内科を受診してください。
私は何もしてないのに涙が出るという症状でやっと気づきました。
- 気分が憂鬱で仕事に行きたくない
- 仕事に集中できない
- 最近頭痛がひどい
適応障害を治さず、働き続けるともっとひどくなり、取り返しがつかなくなってしまいます。
まずは適応障害と診断してもらい、上司に相談して今後の方針を決めましょう。
私は休職して病気を治してから働きたいと上司に相談しました。
傷病手当金支給の手続きをしましょう
休職する場合は傷病手当金の手続きをしましょう。
傷病手当金は以下の条件を満たしている人が手続きした際に支給されます。
- 療養を要する病気やケガが業務外の事由によること
- 病気やケガの療養で仕事に就けないこと
- 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
- 病気やケガで仕事を休んでいる間に給与の支払いがないこと
条件を満たしていたら、加入している健康保険の会社のWebページから傷病手当金の申請書がダウンロードできると思うので、印刷して記入してください。
自分が記入する欄の他に主治医が記入する欄と会社の方が記入する欄があります。
主治医に記入してもらってから、会社の方に記入してもらい、すべて記入後に健康保険の会社に郵送で送ります。
会社の誰宛に申請書を送ればよいかは会社の方に確認してください。
休職中の過ごし方
仕事に関連することから離れましょう。
ストレスの原因から離れて、しばらくは好きなことをして過ごしましょう。
私は散歩して、ゲームして寝る生活をしていました。
ある程度、症状がおさまってきたら、主治医に相談して今後の方針を決めましょう。
会社にも その時の状態 + 今後どうするのか(復職?休職継続?) を報告すると親切です。
仕事ができなくて、周りと差がついてしまうかもしれないと不安になると思います。
しかし、病気を治さなければ働けません。
私は休職中、仕事の勉強をしている間は症状が一向に治りませんでした。
まずは病気を治すことを優先しましょう。
休職期間で治らなかったら
退職になってしまいますが、ポジティブに考えましょう。
退職しても傷病手当金給付開始から1年6か月は傷病手当金がもらえます。
ゆっくり休憩して、病気を治してから転職活動を行いましょう。
転職は不安だと思いますが、元適応障害でも雇ってくれる会社はあります。
私は1年しか経験がなく、適応障害でしたが雇ってくれる会社が見つかりました。
経験が長い方は私より多くの企業を選べると思います。
ですので、安心してください。
最後に
この記事は私の経験を元に書いておりますので、この記事に書いていることを実践すれば
必ず適応障害にならないということではありません。
しかし、私のように病気で苦しむ方を減らしたいと思い、この記事を書かせていただきました。
ご参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。