はじめに
前回は単体でEC2を作成してもらいました
今の状態ですと、もしEC2に障害が発生しダウンした場合WEBサイトの閲覧ができなくなってしまいます
そのため、EC2を複数構成にすることで片方がダウンしてもWEBサイトの閲覧が継続できるようにしていきます
最終目標
冗長化をした後に、意図的に片方のEC2を停止した後も継続してWEBサイトの閲覧ができることを体験する
利用するツール
- putty
AMIを取得する
前回作成したEC2のAMIを取得していきます
下記画面に移動し、アクションをクリックします
- イメージのテンプレート→イメージを作成をクリック
- AMI名は以下で作成してください
- OJT-[自分の苗字(ローマ字)]-ami
完了するまで、時間がかかりますのでしばらく待機します
ステータスが利用可能になったら作成完了しています
AMIから起動する
さきほど作成したAMIからEC2を起動します
起動するAMIにチェックを入れ、AMIからインスタンスを起動をクリックします
前回EC2を起動した際と同じように、キーペア・ネットワーク設定を指定します
セキュリティグループは前回作成したものを選択してください
設定が間違ってなければ、インスタンスを起動をクリックします
今回のEC2は前回起動したサブネットと別サブネットで起動してください
OJT-subnet-public-ec2-ap-northeast-1d
新しく作成したEC2にSSH接続する
サーバーに接続し、前回入力したstatusのコマンドを入力してみてください
すると、既にapacheがインストールされていることがわかると思います
AMIを利用するとEC2のコピーをつくることができ便利です
apahceを起動する
前回入力してコマンドを、apacheを起動してください
起動後、新規作成するとapacheのデフォルトページが表示されます
現状整理
これまでの作業で、2つのサブネットにそれぞれ1つづつEC2を起動することに成功しました
この後はALBというものを使い、ALBにアクセスすると2つのEC2に分配されるように構築してきます
ALBを作成していく
ALB用のセキュリティグループを作成する
下記内容で作成してください
ALB-SG | |
---|---|
セキュリティグループ名 | OJT-alb-sg |
VPC | 作成したVPC |
インバウンドルール | 会社のIPをポート80で許可する |
ターゲットグループを作成する
ターゲットグループ | |
---|---|
ターゲットタイプの選択 | インスタンス |
ターゲットグループ名 | OJT-alb-tg |
VPC | 作成したVPC |
他はデフォルトで次へ進みます
先ほど作成したEC2が表示されますので、2つ選択し
保留中として以下を含めるをクリックする
追加できたら、ターゲットグループの作成をクリックする
ロードバランサーを作成する
ロードバランサー | |
---|---|
ロードバランサータイプ | Application Load Balancer |
ロードバランサー名 | OJT-alb |
スキーム | インターネット向け |
IPアドレスタイプ | IPv4 |
- ネットワークマッピングは、作成したVPCとALB用のサブネット2つを選択してください
- セキュリティグループは先ほど作成したものを選択してください
- リスナーとルーティングのターゲットグループも先ほど作成したものを選択してください
ロードバランサーの作成をクリックする
今の設定のままだとヘルスチェックに失敗してしまいます。
成功するように調べて設定してください。
ヒント:セキュリティとヘルスチェックの仕様
ALB経由でEC2にアクセスしてみる
ALBのDNS名をブラウザに貼り付けてみてください
成功するとEC2につながり、WEBページが表示されます
片方のECを停止してみる
最初の作成したEC2を停止してみます
この状態でALBのDNSにアクセスしても、継続してWEBページが表示されます
さいごに
あえて何か所か正確に記載せずぼかしました。
このOJTを通して、基本的なコンソール操作と初めて対面する意味不明な事に対処する方法が身についたら幸いです。