はじめに
- ネットワーク詳しくないので、自分なりに調べてみた記事。
- 大きく2点を整理したもの。
- 「浸透いうな」となぜ言われているのか?
- 直近で発生したやつはなんでこんな感じになってるのか?
浸透いうな
もうここらへんを見るのが早いっぽいので、細かいところは以下を見てもらうのが良さそう。
まだ理解が足りてないけどばっくりと理解したところだと。
- 「DNSに変更を加えた際、実際に応答がいつ切り替わるかが コントロール不可能 であり、単に待つしか無い」という 誤解 を元に「浸透」と表現されることがある。
- しかし、基本的には正しく設定変更を行えば基本的には コントロール可能 なものであるため、「浸透」という表現が嫌われている。
- 詳しい人からすると、DNSの応答が切り替わるのが時間がかかるとしても、それは調べれば時間が把握できるものという認識がある。よって「浸透」という表現は知識の無い相手を煙に巻くように使っていると捉えられやすく、正確な説明が求められる場面で使ってしまうと、容易に炎上しうる表現。
直近の発生
直近、ちょっとだけですが X(旧twitter) のTLが盛り上がってたので、みんながどう見てるのか整理してみた。
※ツイート埋め込むと炎上を助長しかねないので、直接のツイートは埋め込みません。(炎上を助長したいわけじゃないので)
※事実だとしても炎上を助長しそうな反応は取り上げていません。
※また検索避けのため、反応の文言も少し変えてます。
そもそも浸透しらない系の反応
- 「浸透」ってダメな言葉なの?
自分もこの感覚に近かった。ネットワークあんまり触れてないので、「浸透」って言葉が嫌われているのは知ってるけど、こんなに叩くもんなのか・・・?と思ってた。
(調べた結果、まぁ間違ってる用語だなぁ・・・とは感じたので使わないほうが良い言葉だと理解した)
反映時間について触れてる反応
- 変なDNSキャッシュサーバもあるっちゃある。
- 手順ミスで応答が切り替わる時間が不明となってしまって待つしかない状態ってこと?
- TTLって1200秒がデフォルトじゃなかったっけ?そんな時間かかるもんなの?設定ミス?
「浸透」という表現が誤りであることを知っている人が具体的な反映時間を気にしてくれている系の反応。
最終的には「~時ごろに切り替わる見込みです」という応答を返していたので、社内でちゃんと確認して回答できたっぽい。
窓口の人への教育/情報の引き継ぎが足りてない説
- (技術屋ではない)窓口の人が間違った表現つかっちゃったケースなのでは?社内での教育や情報引き継ぎがうまくいってないのかな?
このケースが一番それっぽいなぁと思った。
窓口の人が聞きかじった知識で「浸透」という言葉で説明したことがあって、それが変にうまく通っちゃって、それを成功体験として記憶しちゃって使っちゃってるみたいな。
教育してないとかじゃなくて、たまにあるちょっとした外れケースかしら?(事実は知らないけど)
個人的なまとめ
- 「浸透」という表現は「DNSの応答切り替え時間が、実際はコントロール可能にも関わらず、コントロール不可能である、という誤解を招くような表現」である。
- 文脈的に「浸透」を使うときは、「DNS応答切り替えが遅いタイミングでの顧客説明」で使われることが多い。そのため技術者からすると、技術的な知識の無い相手を煙に巻こうとしているような表現に見えてしまうため、不誠実な対応として嫌われやすい。
- 炎上まで行くとちょっとどうかと思うけど、何かしらのキーワードが盛り上がって「これってどういう意味だろう?」って勉強の機会になるのはありがたいなって思いました。
自分自身聞きかじった知識で整理しただけなので、この記事も嘘混じってる可能性あるので、間違いあれば教えてほしいです!
まだ残ってる疑問
まだ理解できてないので後で詳しい人に聞いてみること。
- プロパゲーションとは?(途中で見かけたけど置いてきたキーワード)
- 本当にコントロール可能なのか?(管轄外のサーバーが間にあって、コントロールできないとかあったりしないのか?)
- 応答が切り替わるタイミングは厳密に調べれるのか?(目処感くらいはわかりそうだろうと思ってるけど、厳密に何時何分!みたいなところまでわかるのか?)
以上です。