こんにちは!小売業で働いているHaMaです🖐
当店では医薬品を扱っており、漢方薬の接客に力をいれております💪
しかし、「従業員がお客さまにどの漢方薬を選べば良いかわからない」という問題が発生しています😱
そこで、症状を聞いたら、適切な漢方薬を教えてくれるLINE Botを作りました!
LINE Botとのやりとり
要約
LINE Botに症状を聞くと、適切な漢方薬を返答してくれます。
ひとまず、悪くない返答が返ってきたので記事を書きます。#protoout#LINEBot#withMake#漢方薬 pic.twitter.com/chmFhGhVQS
— HaMa (@HaMa53687932) May 4, 2024
最初は、わざわざLINE Botにせず、直接ChatGPTに聞けばよいのでは🤔と思いました。
残念ながら、中国語で返答されました🤣
プロンプトを工夫すれば適切に返答してくれるはずです。
しかし、現場では、スマートフォンに不慣れな従業員が使用する予定ですので、今回のLINE Botを作りました。
使用したツール
・LINE Developers
・ChatGPT
・Make
・SSSAPI
・Google スプレッドシート
LINE Botの作り方
Makeを活用してLINE Botを構築し、Google スプレッドシートをSSSAPIでAPI化、それをChatGPTに読み込ませて返答させています。このプロセスにより、ユーザーの知りたい漢方薬を、Google スプレッドシートのデータからChatGPTが判断します。
Makeの全体像と中身
API化したGoogle スプレッドシート
注意
行Aと行Bを適切にChatGPTに判断させる必要があります。
列1の文言を工夫しましょう。
この場合、B1が「症状」などだけですと、ChatGPTが判断できません
HTTPの中身
Google スプレッドシートをSSSAPIでAPI化し、黒塗りのところにそのAPI URLを入力します。
Makeでは、Google スプレッドシートを直接連携することもできますが、ChatGPTがうまく判断できなかったので、この様にしました。
SSSAPIの参考記事
OpenAI(ChatGPT)の中身
注意
ConnectionのAddで、OpenAIのAPI Keyが必要になります。
OpenAIのGPT-4などの言語モデルの料金体系は、「1K tokens」=1000トークン当たりの利用料金となっています。
Message 1で、HTTPから情報を読み込むこと、およびユーザーへの返答の仕方の指示を、ChatGPTに出します。
Message 2で、ユーザーがLINEに入力したテキスト(症状)を読み込みます。
LINE Botの返す内容
ChatGPTが、HTTPの情報をもとに、ユーザーの入力したテキスト(症状)に合った漢方薬を返答します。
今後の課題
返答の精度が低い😥
冒頭の動画で、風邪と聞いていましたが、桂枝茯苓丸、杞菊地黄丸、が返答されました。これらの漢方薬は、まず風邪には使いません。現在、考えている改善策は2つあります。
①Google スプレッドシートの情報量を増やす
②OpenAI(ChatGPT)のMessage 1でユーザーへの返答の仕方の指示を工夫する
ChatGPTを有効活用できなかった
今回、ChatGPTに聞きながら制作していましたが、うまく活用できませんでした。
プロンプトがお粗末で、よい返答を得られなかったのが原因です。
結局、自分でQiitaの記事を探したり、時間をかけて制作してしまいました。
今後は、ChatGPTをフル活用し、アジャイル開発できるよう心がけます。