BitnamiのWordPress MultiSiteインスタンスを利用しています。
諸般事情でPHPをこのサーバーで公開する事になり、その設定についてメモを残します。
httpsはCloudflareで対応するので、今回はバーチャルホストの設定だけです。
なお、完全に自分のメモ書きに近いものを公開してます。
レアケース過ぎて一般的にはニーズがないかと思います。
数カ月後に似たような作業をする自分に向けての最小限の資料と思ってください。
できるようになること
bitnamiインスタンスに用意されているWordPressでサイトを公開する以外に、ドメインを割り当てて静的ファイルなんかをWebに公開できるようになります。
やること
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bitnami-apps-vhosts.conf
の追記 - apacheの再起動
bitnami-apps-vhosts.conf
の追記
元は下記の内容です。
(以前に一回追加しているので、今回はさらに追加する設定です)
# Bitnami applications installed in a Virtual Host
<VirtualHost *:80>
ServerName sub.example.com
DocumentRoot "/home/bitnami/www/sub.example.com"
<Directory "/home/bitnami/www/sub.example.com">
Options +MultiViews +FollowSymLinks
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
</VirtualHost>
上記のような記述で http://sub.example.com
にアクセスがあると/home/bitnami/www/sub.example.com
のファイルを吐き出します。
なお、設定しているディレクトリーの/home/bitnami/www/
はlightsailインスタンスにログインしたホームディレクトリ下にwww/
を追加したもので、~/www/
と同意です。
作業しやすいようにここにしているだけで、他の場所でも構いません。
サブドメインの追加
# Bitnami applications installed in a Virtual Host
<VirtualHost *:80>
ServerName sub.example.com
DocumentRoot "/home/bitnami/www/sub.example.com"
<Directory "/home/bitnami/www/sub.example.com">
Options +MultiViews +FollowSymLinks
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
</VirtualHost>
<VirtualHost *:80>
ServerName other-sub.example.com
DocumentRoot "/home/bitnami/www/other-sub.example.com"
<Directory "/home/bitnami/www/other-sub.example.com">
Options +MultiViews +FollowSymLinks
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
</VirtualHost>
以上にて、apacheの再起動をかければ完了です。
apacheの再起動
再起動は
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache
にて。
具体的には下記のような流れで作業して、念には念を入れてhttpdを見てたりします。
$ ps aux | grep httpd
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache
Unmonitored apache
Syntax OK
/opt/bitnami/apache2/scripts/ctl.sh : httpd stopped
Syntax OK
/opt/bitnami/apache2/scripts/ctl.sh : httpd started at port 80
Monitored apache
$ ps aux | grep httpd
エラーが出なければ完了です。
追記
ドメインの設定はLightsailのコントロールパネル上にもありますが、インスタンス上の作業とネームサーバーの設定だけも完了し見えるようになります。