あらまし
Arm版Windows11 (Mac)で、アップグレード (22H2->23H2)
- Windows Updateをかけても、アップグレードが降りてこない時に…
- 強制アップグレードは、Windows 11 インストール アシスタントがArm版に未対応なためできなかった
- 一時的なグループポリシーの変更で、Windows Updateでアップグレードができるようにした
(アップグレード後、設定を元には戻しますが、自己責任で)
環境
Windows 11 Pro 22H2 (Arm版)
MacOS 14.4.1 (Sonoma) の Parallels Desktop 19
手順
グループポリシーを一時的に変更し、参照バージョンを明示的に指定してからWindows Updateをかけると、Arm版でも自動的にアップグレードが行われる。
1. グループポリシーエディターを起動
検索メニューに下記を入力
gpedit.msc
2. 関係するグループポリシーを選択
順にクリックするだけ
ローカル グループ ポリシー
コンピューターの構成
- 管理用テンプレート
- Windowsコンポーネント
- Windows Update
- Windows Updateから提供される更新プログラムの管理
- ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する
3. アップグレードしたいバージョンを指定
編集メニューが開くので、下記3箇所を選択・入力
(下記は22H2->23H2の例)
ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する(上側)
[ ] 未構成
[x] 有効 (こちらを選択)
[ ] 無効
オプション(左下)
どのWindows製品のバージョンから機能更新を受け取りますか?
Windows 11 <- 入力
機能更新プログラムのターゲットバージョン
23H2 <- 入力
(注意) Windowsと11の間には半角スペースが必要 (詳細はコメント参照)
4.Windows Updateにて「更新プログラムのチェック」
-> 23H2が出てくるので、インストール、再起動
5. アップグレード後のバージョン確認
検索メニューで下記コマンドを入力
winver
バージョン23H2と表示されていれば成功
6. 念のため、もう一度「更新プログラムのチェック」をかける
7. グループポリシーの設定を戻す (gpedit.msc)
さし当たっては必要ないが、後々のため
ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する
[x] 未構成 (「有効」から変更)
[ ] 有効
[ ] 無効
参考にしたサイト
22H2へのアップグレードを対象としていますが、23H2への手順も同じ