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【見切り発車】Generative NFT を売る①【準備編】

Last updated at Posted at 2021-12-04

はじめに

今年の NFT締めとして、ジェネレーティブ NFTを作って売るまでの過程を、3回に渡って書いていこうと思います。Adventカレンダーのクリスマス気分に浮かれた、まとまりのない記事になるかもしれませんが、どうぞお付き合いくださいませ。

で、1回目となる今回は、「準備編」として、ジェネレーティブ NFTの作り方の基本と、どの方向性で売るかを考えてみます。
じゃぁ、やってまいりますか!

Generative NFT とは?

大量生成した画像などをもとにした NFTです。

例えば女の子のイラストを例に考えてみましょう。
髪型、服装、メガネなどの装飾品といったパーツを別々に作成しておき、それらをバラバラに組み合わせて色々なバリエーションの画像を作成します。で、大量にできた画像を NFTとして自前サイトで一次販売し、その後は OpenSeaなどのマーケットで二時流通させるのが定番の売り方です。

ジェネレーティブという名前の通り、NFTにひもづくコンテンツがなんらかのシステムで生成されるため販売数が多く、供給量は 10000点前後になるケースが多いです。

売るまでにどんな作業が必要なの?

基本的な作業は下記となると思います。

・コンテンツ(画像など)の大量生産
 なんらかの方法でコンテンツを大量に作り出す仕組みが必要です。
 どのようなコンテンツを、どのように作りだすのか?
 ジェネレーティブ NFTのコアとなる作業です。

・コンテンツに紐づくメタデータ
 OpenSea等でNFTの情報を正しく表示するためのデータが、コンテンツとは別に必要です。
 生成されるコンテンツ1つ1つに対応したメタデータが必要となるため、コンテンツ生成時にメタデータも同時に生成されるような実装が理想です。

・コンテンツとメタデータのアップロード
 特に理由がない限りは IPFSへアップロードするのが無難です。
 大量の素材を扱うことになるため、フォルダ単位でアップロードできる PNATAがお勧めです。

・NFTを供給するスマートコントラクト
 NFTを大量に売りさばくためのスマートコントラクトが必要です。
 スマートコントラクトで販売期間や値段、一度に購入(MINT)できる最大数などを調整します。
 売り方によっては、SNS等での集客へつなげるために、giveaway等の機能を組み込むことになります。

・販売サイトの作成
 NFTの一次販売を行うサイトの作成が必要です。
 ユーザーのウォレットと接続して、NFTのミントができることが最低要件となります。
 売り方によっては、ここでロードマップを掲載して NFTの提供後のスケジュールを詳細に記載することになります。

とりあえず、以上の作業が終われば「ジェネレーティブ NFTを売る」という目標は達成したことになります。とはいえせっかく売るのですから、どうやったら「売れる」かも考えてみましょう。

ジェネレーティブ NFTの売り方

個人的な考えですが、ジェネレーティブ NFTの売り方には、大きくわけて3つのパターンがあると思います。

  1. 見返りで売る = 投資家向けの売り方
  2. コミュティで売る = ファン向けの売り方
  3. アイデアで売る = コレクター向けの売り方

見返りで売る

ターゲットは「投資家」となります。

販売する NFTが将来的にどれだけの価値を生み出すかをアピールして売るパターンです。サイト上でホワイトペーパーやロードマップを公開して、NFTを中心としたプロジェクトの青写真を全面に押し出します。

例えば、
「ゲームが完成したら、この NFT所有者は超有利に遊べますよ!」
「コミュニティが盛り上がったら、この NFTの所有者には特別な役割が与えられますよ!」
「このプロジェクトがうまくいったら、この NFTの保有者には報酬が支払われますよ!」
といった感じです。

後々の転売益が購入者の目的であり、IPOや ICO的な売り方に近いイメージかと思います。シビアな投資家さんのお眼鏡にかなう計画と、説得力のある組織図等を提示できないと、売り逃げのような結果に陥るリスクをはらむ販売方だと思います。

コミュニティで売る

ターゲットは「ファン」となります。

なんらかのプロジェクト(キャラクタや世界観)を立ち上げ、SNS等でファンを集め、コミュニティとして大きくなった頃に、関連する NFTとして売るパターンです。また、すでに十分名の知れたクリエイターさんの作品をジェネレーティブとして NFT化し、そのままファンの人たちに売るパターンも考えられます。

ファンの人たちがそのまま購入者につながるため、とても平和で納得感のある売り方だと思います。

アイデアで売る

ターゲットは「コレクター」となります。

NFTの作りや見せ方に、今までにないアイデアを盛り込むことで売るパターンです。NFTに組み込まれたデータによって見た目が変わる等、表現を生成するという意味で、まさにジェネレーティブNFTといえる存在です。

アイデアとそれを実現にこぎつける工夫が必要な上、パッと見て「新しい!」と思わせるキャッチーさが勝負の売り方だと思います。

どの路線で売るの?

当然「アイデア」一択です(消去法で...)。
とりあえず、メモ帳に書いてある「お風呂キャット」か「ヒエログリフ」のどちらかをこねくり回そうと思っています。

どのチェーンで売るの?

Ethereumは4月に爆死して懲りてますから、今回は別のチェーンにしようと思います。噂では、Solanaが良さげなので、勉強しつつチャレンジしてみたいと思います。

では、基礎編はここまでです。
2回目でお会いしましょう。

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