ドメインプロテクションとは?
個人で使用しているドメイン管理会社から、「ドメインプロテクションの契約が無いため、ドメイン乗っ取りなどのリスクがある」と連絡が来ました。
調べてみると、「ドメインプロテクション」の契約をしていないと、ドメインハイジャック(ドメイン名乗っ取り)に遭う可能性があるとのことでした。
🔐 ドメインプロテクションとは?
ドメインプロテクションとは、ドメインに関する重要な設定・管理機能に対する「不正な変更」を防ぐセキュリティ機能です。
契約しておくことで、第三者による勝手な移管・設定変更などを防止できます。
✅ 今回の通知内容と保護対象
契約対象として提示されたのは以下の4つの項目で、それぞれ有効/無効を選べる形式でした。私はすべて「有効」に設定しました。
◆ 1. Whois情報の変更のプロテクト
- ドメインWhois情報の変更
- 属性JPドメイン情報の変更
- URL転送設定
- ドメインパーキング設定
◆ 2. ネームサーバー(NS)設定のプロテクト
- ネームサーバーの変更
- DNS関連機能の設定
- メール転送設定
- URL転送設定
- ドメインパーキング設定
◆ 3. ドメイン管理のプロテクト
- ドメイン移管ロック
- ドメイン売買サービスの制限
◆ 4. 自動更新設定のプロテクト
- ドメイン自動更新設定の変更防止
ℹ️ 補足:ドメインパーキングとは?
ドメインパーキングとは、取得したドメイン名をまだWebサイトとして利用していない状態で保持しておくことを指します。
その間に広告ページを表示したり、「工事中」といった画面を出したりします。将来の利用や売却のためにキープする目的で利用されることが多いです。
💰 費用
- 年間:1,078円(税込)
✅ まとめ
ドメインが乗っ取られると、メールが使えなくなったり、意図しない広告ページに使われたりする恐れがあります。
そうなってからでは、自分だけで対応するのは非常に難しく、時間も手間もかかります。
事後対応の労力やストレスを考えると、契約を決めました。
固定費はできるだけ抑えたい方針ですが、年1,078円の出費で「安心」が得られるなら、お守りとして十分に価値があると感じています。
📰 関連事例:中央省庁でも指摘されたドメイン管理の甘さ
総務省など中央省庁の一部ウェブサイトでも、ドメインの管理不備が外部から指摘され、修正を余儀なくされた事例があります。
ドメイン管理は組織・個人問わず、セキュリティ対策の「入り口」であることがよく分かる実例です。