はじめに
AzureのApplication InsightsからREST APIでデータ取得するプログラムを開発しました。この時にAPI Explorerの存在を知り、リクエストパラメータを組み立てるのに便利だったので使い方を紹介します。
API Explorerとは
Application InsightsのREST APIをWebブラウザ上から実行できるツール。Microsoftが提供する。
画面上でパラメータを入力すると、REST APIのリクエスト文字列を表示してくれる。
使い方
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Application Insights REST APIにアクセスする。
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Application ID
、API Key
に自環境のID、Keyを入力する。
入力する
Application ID
、API Key
はApplication InsightsのAPIアクセス
の画面(下の画像)から確認できる。-
Application ID
: 下の画面のアプリケーションID
の値 -
API Key
: 下の画面でAPIキーを作成する時に表示される値。(作成のタイミングでしか確認できないので注意)
※ APIキーの作成時、アクセス許可を「利用統計情報の読み取り」にすること。(下の画面上でアクセス許可にテレメトリを読み取る
が表示されていればOK)
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パラメータを入力し、リクエスト実行する。
Parameters
に任意の値を設定し、画面下部のFetch
をクリックするとAPIが実行される。
※ 各パラメータの空欄をクリックすると、パラメータ候補や入力例が表示さるため入力しやすい。
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Response
を確認する。
画面右下のResponse
にAPIの実行結果が表示されるので、期待する結果が得られているか確認する。
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Request
を確認する。
画面右上のRequest
に指定したパラメータが含まれるREST APIのリクエスト文字列やヘッダ情報が表示されるので、これをコピーして自作プログラムに利用できる。
その他
ログの取得
上記はデフォルトで表示されるメトリック取得のAPIで説明しましたが、同様にログを取得するリクエストも作成できます。
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Query
にクエリ文字列を入力してFetch
をクリック。
Response
にAPIの実行結果が表示される。
Request
にURLエスケープされたリクエストパラメータが生成されるので、これをコピーして自作プログラムに利用できる。
まとめ
APIのリクエスト作成時、リファレンスを見ながら各パラメータを組み立てて確認するのは結構面倒です。API Explorerを使うと簡単にAPIリクエストを実行、確認できて便利です。
商標
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