search
LoginSignup
2

posted at

updated at

海外ドラマで楽しくリスニング。英語の動画コンテンツを字幕無しで見られるようになるまでの学習法

未経験からのエンジニア転職のためにポートフォリオを作成中です。

ここ最近、エンジニア界隈のコミュニティに所属する中で英語の学習方法を模索する人が多いと感じています。
確かに自分でも英語の動画コンテンツに触れたり、海外の質問サイトで英語で質問することが多くなりました。

エンジニアである以上、英語は読めるだけではだめだと痛感しています。一方で、「読む」以外の2技能の習得は容易ではありません。

そんな悩める方々の助けになればと考えて、この記事を書くことに決めました。

今回は、「聞く」力にフォーカスします。

前提事項

私の英語力について

パイロットになりたくて、以前カナダに1年半ほど住んでいた経験があります。コロナの影響で訓練は断念し、現在は帰国してメーカーに就職、通訳・翻訳を担当しています。

英語力としては次のとおりです。
・カナダ国内で英語で管制官とやり取りしながら小型飛行機を飛ばせる
・最大20分間、英語でプレゼンができる
・TOEIC780点(リスニング:410点、リーディング: 370点)
→公式の目安では、リスニングは一応一番上のレベル。リーディングは苦手です。

対象の読者

英語のリスニング力アップを目指している人や、英語ソースの動画コンテンツを字幕なしで理解したいと考えている人で、特に次に当てはまる人。

・英語は「話す」よりも「聞く」を伸ばす方が先だと思っている
・リスニング教材はやり込んでいるのに、なかなか上達しない
・単語や文法はほぼ完璧なのに、聞き取ることができない

注意

本記事はサンプル数1の「英語が話せる私の感想」でお届けしています。

「それってあなたの感想ですよね?」

というわかりきったツッコミはなしでお願いします。

私のリスニング力の推移

まずは、私のリスニング力の推移を時系列で見てみましょう。
こちらのグラフを見てください。

スクリーンショット 2022-04-06 21.30.48.png

※執筆時のリスニング力を1としています。
※グラフは主観です。

大学受験期とカナダ渡航前の英語学習、そして渡航後すぐの現地語学学校通学期間で、リスニング力がわずかに向上していますが、見違えるほどの成長はありませんでした。

ところが、カナダ滞在期間の後半で「あること」をやったところ、私のリスニング力は急激に伸びたのです。

「発音」と「アクセント」の習得でリスニング力が開花

私のリスニング力が大幅に上達したきっかけは、「発音とアクセントを真面目に練習」したことでした。

「聞く」力を高めたいのに「話す」力の一部を勉強しなければならないなんて、違和感を感じる方が多いかもしれません。
しかしサンプル数1の主観とはいえ、私の耳にはそれまでとは明らかに異なる現象が起きたのです。

一字一句聞かなくても、リズムと音程で文章が頭に浮かぶ

発音とアクセントを勉強する前は「一字一句聞き逃さないようにしよう」と必死に英語を聞いていました。しかし今では、ボケっとしていても英語の音声とリズムでフレーズが頭に浮かぶようになったのです。

実際に聞こえなかった単語も、リズム(+文脈やTPO)に併せて補完されるので、非常に助かっています。

ここまで到達するのに一体なにを勉強すれば良いのでしょうか。その学習コストも気になるところです。

英語は強弱言語、日本語は高低言語

さて、以前このような引用リツイートをしました。

元ネタは、だいじろー さん(@DB_Daijiro)のツイートです。

「英語には一定間隔のリズム(アクセント)があり、文字数が増えても話し終わるまでの全体の時間は変わらない。(意訳)」

この方の説明に驚いた方もいるのではないでしょうか。

私はカナダ滞在中の語学学校の先生から同じような説明を受けたことがあり、発音とアクセント練習に手を出すきっかけにもなりました。

ざっとしらべてみたところ、日本語は言葉の音程が関係する高低アクセントと呼ばれる性質を持っているのに対して、英語は強弱をつけた話し方(強弱アクセント)を持っているようです。

リスニング力向上との因果関係はよくわかりませんが、このような言語の根本的な違いを体に叩き込むことで、聞く力にも何らかの良い影響が出てくるのでしょう。

「発音」と「アクセント」の具体的な学習方法

それでは、発音とアクセントの学習方法について見ていきましょう。
順を追って紹介します。

1. 日本語に存在しない発音を単発で習得する

母音が17種類、子音が22種類※あります。全部覚えてください! ※諸説あります

...とは言いません。
さすがに数が多すぎますよね。

覚えるべきは
「英語にはあるが、日本語にはない子音」
で、次の6つです。

# 日本語に存在しない頻出発音6選

1. 「th」  ・・・例)this, they, other
1. 「f」   ・・・例)finish, for, safe
1. 「v」   ・・・例)value, develop, save
1. 「r」   ・・・例)read, run, right
1. 「l」   ・・・例)listen, tell, light
1. 「sh」  ・・・例)she, should, shoes

このうち、「th」が登場する頻度は6つの中でダントツです。

学習方法ですが、以下の書籍の該当箇所を繰り返し練習するのが良いと思います。

英語の発音が正しくなる本(鷲見由理)- Amazon

口の形と舌の位置を正しくまねて、実際に声に出して練習することが重要です。

決して、「Lの発音は[エゥ]、Rは[アー(ル)]」ではありません。
Lは舌先を上の前歯の裏にくっつけ、Rは舌先をどこにもくっつけずに内側に巻きます。

カタカナでルビを振る英語教育者には絶滅してほしいですね。

ちなみに私は、上で挙げた6つの発音を習得するのに、毎日欠かさずに上記の書籍を音読して約2ヶ月かかりました。

2. 字幕シャドウイングで発音を定着

基本的な発音の理論を身に着けたら、映像教材で繰り返し練習をします。

おすすめは、ネットフリックスで英語の字幕を出して音読をすることです。
音読をする目的は発音を身に着けることですので、言っていること(書かれていること)の意味がわからなくても問題はありません。

これまで単体で練習してきた「th」や「f」などの発音が、会話の中ではどのように使われているのかを確認しましょう。

映像教材としては日常会話が豊富かつ発音が明瞭なものが良いでしょう。
以下におすすめを載せておきますので、参考にしてください。

# Netflixで見られる、発音練習に最適な海外ドラマ3選

1. フレンズ(Friends)
2. ままと恋に落ちるまで(How I Met Your Mother)
3. グッド・プレイス(The Good Place)

前項の発音単体練習とは別に、会話の中での発音習得までは3ヶ月ほどかかります。
ですが頭を使う要素は少なく、映像教材も楽しめると思いますので、比較的テンポよく進められるのではないでしょうか。

3. 絵本の音読とラップで英語のリズムを身に着ける

上記の字幕シャドウイングに慣れてきたら、アクセントの練習も始めましょう。
方法は次の2つです。

  1. 絵本「The Cat in the Hat」を音読する
  2. ラップ曲「DNA」を歌う

「絵本」や「ラップ」などという言葉に驚く方もいるかもしれませんが、実はアクセントの練習にはこれらが最適なのです。
ポイントは、4拍子を意識して声に出すことです。

The Cat in the Hat / ドクター・スース(Dr. Seuss)

これは、ドクター・スース(Dr. Seuss)という方が執筆したアメリカの絵本です。現地の子供が英語のアクセントを学べるように、4拍子のリズムで音読できるように書かれているという特徴があります。

The Cat in the Hat (Beginner Books(R)) (English Edition) - Amazon

例文を見てみましょう

# The Cat in the Hat / ドクター・スース(Dr. Seuss)

Have no fear! said the cat.
I will not let you fall.
I will hold up high 
As I stand on a ball.

これを、4拍子で呼んでみてください。

正解は、このようになります(分かりにくいですが、アクセントの位置にシングルクォーテーション(’)をつけてあります)。

# The Cat in the Hat / ドクター・スース(Dr. Seuss)

Have no fe'ar! said the ca't.
I will no't let you fa'll.
I will ho'ld up hi'gh 
As I sta'nd on a ba'll.

この絵本を毎日欠かさず音読することで、英語のリズム(アクセント)が身につきます。
もちろん、「f」や「l」などの発音もきちんと意識しましょう。

DNA / ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)

これは、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)という人のラップの曲です。
ラップですので、いわゆるFワード(汚い言葉・罵りの言葉)が多く含まれています。

おすすめは、YouTube Musicです。無料で、歌詞を確認しながら聴くことができます。
https://music.youtube.com/watch?v=Fb3j_yuFh1s&feature=share

この曲は4拍子で歌えるようになっており(ラップだから当然?)、アクセントの練習に最適です。

歌いだしを見てみましょう。

# DNA / ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)

(I got, I got, I got, I got)
Loyalty, got royalty 
Inside my DNA
Cocaine quarter piece, got war and peace 
Inside my DNA
…

この歌詞に、アクセント記号(’)を振ってみてください。きれいに4拍子のアクセントを振れるはずです(一行目は除外します)。

正解はこちら。

# DNA / ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)

(I got, I got, I got, I got)
Lo’yalty, got ro’yalty 
Insi’de my DNA’
Cocaine qua’rter piece, got wa'r and peace 
Insi’de my DNA’
…

いかがでしょうか。
正直きちんと歌えるようになるまではかなり大変ですが、繰り返して練習することが大切です。

まとめ

この記事では、英語のリスニング力向上のための考え方とその学習方法を紹介してきました。

すべてのステップを終わらせるのに半年ほどかかるのですが、だらだらとリスニング教材を何年も繰り返すよりはよほど効率が良いはずです。
学習コストとしては、未経験からエンジニアを目指す人がポートフォリオを完成させる労力と同等かそれ以下のイメージでしょうか。

ご質問等あれば、コメントをお願いします。

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
What you can do with signing up
2