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Amazon Linux 2023

Last updated at Posted at 2024-10-25

AWS Linux 3世代

AWSが独自に提供しているLinux OSが3世代あります。

  1. Amazon Linux 1 (2023年 EOL)
  2. Amazon Linux 2 (2025年 EOL)
  3. Amazon Linux 2023 (latest)
    :sun_with_face: 「Amazon Linux 3」のような単純な名称にならず良かった
    :thunder_cloud_rain:「Amazon Linux 2」と「Amazon Linux 2023」がどちらが最新かな?と最初は疑問があった。

Amazon Linux 2023

ベースとなるOSがRedHatからFedoraへ変更したため、パッケージ管理ツールもyumからdnfへ変更になりました。
しかし、yumコマンドはそのまま使えます。dnfへのポインターとして生きています。

Package management tool

これからパッケージ管理ツールを勉強することなら、dnfを使いましょう。

AWS Linux 2023 と Fargate for Amazon ECS

AWS ECS

Amazon ECSは、Dockerコンテナを管理するためのフルマネージドサービスです。
EC2起動タイプとFargate起動タイプの2種類があります。
image.png

EC2起動タイプ

利用者が自分でサーバリソースを管理するタイプです。
サーバを作成する際に利用可能なAmazon Machine Image (AMI)として、Amazone Linux 2023を選択できます。
image.png

Fargate起動タイプ

Serverlessなので、AMIを選択不要です。
image.png

以下の記事から見ると、AWS Linux 2023がサポートされていないし、今後サポートされる計画もないです。(Bottlerocketを採用する可能性が高い)

[ECS] [request]: Support Amazon Linux 2023 for underlying hosts on Fargate

image.png

Fargateタイプ + Amazon Linux 2023

AWS Fargateでは、Amazon Linux 2023をコンテナのベースイメージとして使用できます?
答え:できます。

コンテナのベースイメージとは

Dockerfileに記載される「FROM ...」のことです。
image.png

基本的なファイルシステムのテンプレートで、コンテナアプリケーションが依存するOSやライブラリを含んでいます。ホストOSの依存性がないです。

コンテナ構成

image.png

① AWS Fargate基盤で利用するOS
② ベースイメージが入っている。AWS Fargate基盤上稼働するコンテナに利用される。

①と②は別々のものです。
①には、Amazon Linux 2023を利用できないが、
②には、自分が作成するアプリケーション次第です。

おまけ

Node.js Docker Imageのベースイメージが有償サポートなしのalpinであり、商用した際に社内のルールに引っ掛かったため、Amazon Linux 2023でベースイメージを作成しました。
Dockerfileの一部が以下の通りです。

FROM amazonlinux:2023.6.20241010.0

RUN yum update -y && \
    curl -fsSL https://rpm.nodesource.com/setup_20.x | bash && \
    yum install -y nodejs

RUN yum install shadow-utils -y \
    && groupadd -r node -g 1000 \
    && useradd -u 1000 -r -g node -m -d /opt/node -s /bin/sh -c "node user" node
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