Laravel Jobのhandle内からQueue IDを取得する方法

Laravel JobでQueue IDを取得する方法

LaravelのJobを利用する際に、JobがQueueに登録されているjobsテーブルでどのようなIDを持っているのかを知りたいと思ったことはありませんか？ありますよね？

例えば以下のケースで必要です：

• Jobの進捗管理: 実行の進捗状況（%など）をフロントエンドから確認したい => Job実行中に%を更新したい
• Jobの競合管理: データベースの状態を利用して競合を防止したい => Job実行中にstateを更新したい

本記事では、Jobの中からQueue IDを取得する方法を述べます。

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問題点

シンプルなLaravelのJobではjobsテーブルに登録されているID（Queue ID）を取得することはできません。できないのかと思ったら、InteractsWithQueueトレイトを利用すると良いようでした。なんかInteractsWithQueueって何のためにあるんだろう？とか思ってませんでしたか？？

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解決策: InteractsWithQueueトレイトの利用

実装例

以下のコードを見てみましょう。

namespace App\Jobs;

use Illuminate\Bus\Queueable;
use Illuminate\Contracts\Queue\ShouldQueue;
use Illuminate\Foundation\Bus\Dispatchable;
use Illuminate\Queue\InteractsWithQueue;
use Illuminate\Support\Facades\Log;

class TrackableJob implements ShouldQueue
{
    use Dispatchable, InteractsWithQueue;

    /**
     * Execute the job.
     */
    public function handle(): void
    {
        // 現在のJobのQueue IDを取得
        $jobId = $this->job->getJobId();

        // ログ出力
        Log::info('Job executed: ' . $jobId);

        // ここでJobの進捗をデータベースに記録するなどの処理が可能
        // Progress::update($jobId, ['status' => 'completed']);
    }
}

結果

Jobが実行されると、$this->job->getJobId() によって現在のQueue IDが取得できます。

注意点

• Queue Driverの互換性:
  • getJobId() はデータベースドライバーで動作することは確認しました。他のドライバーでは異なる動作になる可能性があります。

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まとめ

InteractsWithQueue トレイトを利用すると、LaravelのJob内でQueue IDを簡単に取得でき、進捗管理や競合管理その他諸々を実現できます。

このQueueableトレイトはInteractsWithQueueを含んでいるので、これでも良いです。