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Nutanix導入とともに運用改善を

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はじめに

この記事はNutanix Advent Calendar 2018(1枚目)、12月23日分です。
私はSIerで運用エンジニアをしている(はず)のですが、古くさい運用とNutanixってあわないよなぁ、思い。逆に古くさい運用に悩んでいる方は、やり方によっては、Nutanix導入をきっかけにいろいろと改善できるよなぁ、と思いこの記事を書きました。うちの環境も、もっともっと改善をしていきたいなぁ。
なお私は、将来的にはわかりませんが、今のところNutanixを販売する側の人間ではありません!

Nutanix Advent Calendar 2018(1枚目)
Nutanix Advent Calendar 2018(2枚目)
Nutanix Advent Calendar 2018(Frame版)

こんなところが合わない=変えられるかも

手順書運用が変えられるかも。

運用の現場では、WordやExcel(これ表計算ソフトなのにね)などを利用し、画面ショット付きのボリューミーな運用手順書を用意するところがほとんどではないでしょうか。
そんな現場の大敵が、UIの変更です。Nutanixまったく関係ありませんが、vSphere Classic Clientの廃止に伴い、連日夜中まで残って、全ての運用手順書をvSphere Web Client向けに書き換えたのは苦い思い出です。そしてHTML5 Client…

変化を嫌う方々は、人型アイコンがクビになる・手順書のアイコンが変わっている・英語だったものが翻訳されている・新しい項目が増えている、というのに非常に敏感であり、そういった方々に合わせてAOSのバージョンアップのたびに、手順書の(主にスクリーンショット)を差し替えるのは大変な労力がかかります。
PrismのインターフェースはUIこそころころ変わるものの直感的で非常に使いやすいため、少数のエンジニアで大量のノードを管理することができます。ボリューミーな手順書を作るのに膨大な工数をかけるのはやめにしませんか。
定型作業をボリューミーな手順書とともにオペレータに移管するのではなく、CLIやPowerShell、REST APIを利用して自動化をする仕組み作りに工数を費やしてはいかがでしょう。
これで楽ができるかもしれません!!

縦割りの組織見直し

運用の現場では、例えばサーバーチーム、ネットワークチーム、DBAチーム、ストレージチーム、VMチーム、などと組織が細分化されているところもあるかと思います。
そういったところで、とあるプロジェクトで仮想マシンを作る場合
1.領域の払い出し → ストレージチーム
2.IPアドレスの払い出し → ネットワークチーム
3.仮想マシンの払い出し → VMチーム
4.サーバー構築 → サーバーチーム
といった流れを踏むのではないでしょうか?これ、Nutanixで全部できますよね。
Calmなどで自動化を作り込み、Self Service Portalを利用すれば1~4はすべてサーバーチームでできますし、Nutanixの管理チームは仕事が減り、自動化の仕組みのメンテと基盤自体の管理だけで済むのではないでしょうか。
これで楽ができるかもしれません!!

某DBなどめんどくさいライセンス

昨年のAdvent Calendarでも言及したことではありますが、2ソケットモデルが多いことと、CVMがある程度のリソース予約をすることから、ソケット課金のソフトウェア、Hypervisorのコア課金のライセンスとNutanix(というよりエージェントVMなどが稼働するHCI)の相性は、非常に悪いです。反面、そもそもライセンス費用がかからない一部のLinuxや、インスタンス単位や同時接続ユーザー単位のライセンスであるVDI環境などは非常に相性が良いのですが。

それはさておき。某データーベースで有名なソフトウェアベンダーさん製品のソフトウェアを購入する際などに「ライブマイグレーションができるから、Hypervisor全台分のCPUライセンスを買え!」という恐ろしいことを言われたことのある方々はいらっしゃいますか。私が言われた訳ではありませんが、私の職場でもそんなことがあったようです。
もっとも、これ、単なるセールストークで実際は「絶対にライブマイグレーションさせません」という紳士協定を結び、「必要なソケット分のライセンス価格で、存在するHypervisorのソケット数分のライセンスを購入する」みたいな感じらしいのですが、非常に労力がかかると聞いています。
そんな面倒くさい製品を動かすのに、相性の悪いNutanixを利用すると、更にややこしくなりまえせんか?いえいえ。
NutanixクラスタはHypervisorが異なっても構成できます。
メインは既存と同様のvSphereやHyper-VにしNutanixクラスタのホストを2,3台だけAHVにしてはかがでしょう。そして専用環境として、面倒くさいライセンスのサーバーを動かすのはいかがでしょう。AHVは2,3台しかありませんので、営業さんと面倒な紳士協定を結ぶ必要がなくならないでしょうか。
これで楽ができるかもしれません!!

おわりに

実名は伏せさせていただきますが、日頃よりお世話になっておりますNutanix社の担当営業およびSEの方々や丁寧に回答をいただけるサポートの方、さまざまな支援をくださる販社の皆さま、技術情報を発信されている方々に敬意を表するとともに、心より御礼申し上げます。ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします。

蛇足

Nutanix社の1株株主になりました。(このネタをやるためだけに株を買いました)
ちなみに評価損のほとんどは買い付け手数料です。
kabu.png

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