Yellowfinとは
- データを分析・可視化するためのいわゆるBIツールです。
- 100% Webベースのアプリで、すべての操作がWebブラウザで完結します。
- Yellowfin自体にはデータを持ちません。外部のデータソースをリアルタイムに参照します。
- 各種のデータベースはもちろん、Webコネクタを使えばWeb上のあらゆるデータを利用できます。
JSONコネクタの使い方
プラグインの入手
まずはプラグインが手元になければ話になりません。
Yellowfin社から提供されているJSONコネクタのプラグインファイル(connector-json.yfp)を入手してください。
※日本国内ではYellowfin Japanへ連絡すれば入手可能です。
新規プラグインの追加
プラグインは管理メニューの「プラグイン管理」からアップロードします。
データソースの追加
JSONデータソースのURLの指定
プラグインを追加すると、新規データソースの選択肢に「Json Data Source」が増えます。
今回の例ではデータソースとしてAEDオープンデータプラットフォームの「市町村単位での登録件数API」を使用してみます。
操作手順は以下のように。
- 「名前」を入力(例では「AED登録件数」とします)
- 「Generate Token」をクリック -> 「Data Source ID」が自動補完される
- 「Data Source」の選択肢から「REST API」を選ぶ
- 「End Point URL」にAPIのURL https://aed.azure-mobile.net/api/aedgroup/ を入力
- 「Validate」をクリック
- 正常にValidateが終了したら「Open JDesigner」というボタンが表示される
JPath Designerでカラムを編集
Jpath Designerが起動し、JSONデータが読み込まれます。
データを見ながら個別にカラムを追加していけばいいのですが、ちまちま入力するのも面倒なので、とりあえず「Add all keys」をクリックしてから不要なカラムを削除するのがいいでしょう。
カラム名や型はYellowfinレポートでの用途に合わせて適宜編集してください。
編集できたら「Download」をクリックし、表示されるポップアップでは「save to designer」を選択します。
無事保存できたら「Close」でポップアップを閉じ、JPath Designerのウィンドウ1も閉じます。
JPathのインポート&ビュー作成
「新規接続」のウィンドウに戻って「Import Jpath」をクリック。そして「ビュー作成」をクリックすれば、あとはいつもどおりです。テーブルは「JSON DATA」を選択し、適当なビューの名前を付けましょう。
これでJSONデータソースを使ったYellowfinのレポートが作れますね!
まとめ
YellowfinではノンプログラミングでJSONをデータソースに使ったデータ分析ができます。
今回の例は非常に単純な構造のデータだったため、JPath Designerでの編集はほとんど行いませんでしたが、複雑なデータの場合はもう少しゴニョゴニョする必要があります。そのあたりはまた次回以降に…
参考
JSON Connector - BASIC - Lesson 1 - URL Source Selection
Yellowfin 7.3+: JSON connectivity has arrived
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記事ではJPath Designerに統一していますが、実際の画面ではJSON Path Builderと書かれていたり、YF Jpath Generatorだったり、バラバラですね… ↩