2024/3/7(木)と3/8(金)にペンギンハックという学生向けハッカソンを実施しました!
ご参加いただいた皆様、メンターとしてお手伝いいただいた皆様、スポンサーいただいた各社様、運営を一緒に行なっていただいた皆様、本当にありがとうございました!
第二回目となるこのイベントの開催報告を行うとともに、参加を検討していただいている学生や、企業の方に向けて、ペンギンハックとはどのようなイベントなのかお伝えできればと思います!
当日の様子
開催日両日とも、九州工業大学 飯塚キャンパスで開催しました。
参加者は14名、メンターや運営を含めると40~50名ほどが会場に一同し、ハッカソンを実施しました。
特にこのハッカソンの特徴は「参加者にメンターが1on1で2日間つく」ことであり、参加者が14名程度であるにも関わらず、倍以上の人間が開発をしている状態はペンギンハック特有の雰囲気です。
会の開始直後は、参加者が持ち寄ったアイデアをメンターと一緒にブラッシュアップするチームがほとんどのため、ガヤガヤしたり、弛緩した空気になります。このタイミングで、私が1チームずつインタビューをして回りましたが、「今どんな感じですか?」と聞くと、参加者もメンターも笑顔で、進捗やアイデア、今後の方針について話してくれました。
その後、運営が用意した地元の美味しい個人店に発注したお弁当を配り、お昼ご飯を終えたら、少しずつ開発に皆さんが没頭していきます。
会場の都合で、夜の20:30から翌日の8:30まで参加者は帰宅をしますが、翌朝になると、皆さんの顔つきが大きく変わります。
コードフリーズが近づくにつれ、会の雰囲気はヒリヒリしたものになり、休憩していたメンターの方も「参加者とペアでやるからこそ、自分にも時間内に完成させるための責任が乗っかって大変だ」とおっしゃってました。もうこのタイミングはどのチームも話しかけることができないくらい集中しています。
発表会では、1週間前まで、reactを触ったことがない学生が、reactを用いたwebアプリのデモを全員がこなしました。機能は全て揃っていなくても、基本的なCRUDを操作のデモはほとんどのチームが実装しました。そこから賞を取るチームは、自身で見つけたライブラリを使用したり、外部サービスのAPIを使用したりして、自身が考えたwebアプリを動かしました。
今年も多くの関係者の皆様のおかげで無事開催することができました。
ペンギンハックでは、「初心者がとりあえずイベントに参加してみて、何もできずに終わる、その場限りで終わる」という挫折をできるだけ取り除くような企画・運営を目指しています。
まだまだ実現の途中ではありますが、もし参加して、「もっとこうなればいいのに」と思った方は、twitterの@omotidaisukijpまでお気軽にご連絡ください。次回以降の開催の参考にします。
また、次年度の開催も計画しており、興味のある方がいらっしゃれば、こちらも@omotidaisukijpまでお気軽にご連絡ください。
補足: ペンギンハックとは何か
ここからは、来年度以降のペンギンハックに参加を考えられている学生の方、何かしらのご協力を検討いただいている企業様向けの説明です。
ペンギンハックとは、これまで授業ではプログラミングについてよく学んだ学生に対して、そこから一歩先に進む支援をするためのイベントです。対象学生は以下のような悩みを持っていたり、挫折をしています。
- プログラミングを使って、何を作れるかわからない
- ハッカソンや外部のLT会などに出てみたが、よくわからないまま終わってしまった
- 同じ学生の上級者を見て、心が折れてしまった
- インターンや就活の選考に通らず、諦めかけている
私自身が上記のような挫折を学生時代にしたのですが、インターン先で先輩にペアプロをしていただき、少しずつできるようになっていった経験から、「インターンや企業、コミュニティに入れていない学生でも、ペアプロを通じて、プログラミングでものづくりができることを知ってもらいたい」という思いで開催しています。
ペンギンハックでは初心者に手厚いサポートをするために、以下のような形式で実施しています。
- ハッカソンでは40~100名程度の参加者を集め実施するイベントが多い中、15名前後と、少ない参加者で実施している。参加者が少ない代わりに、全員に1on1でまる2日間メンターがつき、ペアプロする。
- ハッカソン当日までに、原則参加のブートキャンプを3日程度実施している。参加できなかった学生は、その分のカリキュラムを宿題として行なってもらう。
- いろんなコミュニティや企業に支援をもらい、学生がペンギンハックを参加した後に、インターンや、イベント参加、コミュニティ参加を推奨している。ペンギンハックに参加した後に、エンジニアの世界に飛び込む機会を提供したい。
初心者に手厚いイベントを、多くのメンターとともに開催できるのは、大学周りや福岡のエンジニアコミュニティが盤石であること。すでに多くのハッカソンやLT、カンファレンスなどのイベントが存在していること。その上、多くの関係者に支えられていることに他なりません。
イベントの形式上、参加者数を増やしにくいイベントではあるのですが、継続して開催することで、世代が変わっても同様のチャンスが学生に与えられることが重要だと考えています。
できるだけ多くの学生に、世代を超えてこの機会を提供することを目指しながら、これからも運営を続けていく予定です。