資格取得レポート: Associate Cloud Engineers
2022年7月、 Associate Cloud Engineerの遠隔監視オンライン試験を受験し、取得いたしました。
Google Cloudに触れてから3か月弱、Google Cloud関連資格の初受験となりました。
資格の勉強方法からオンライン試験の準備、当日の流れなどについてまとめます。
以下のような方へ、少しでも参考になれば幸いです。
・Associate Cloud Engineer の取得を考えている方
・Google Cloud関連資格について、リモートでの受験を検討している方
・Google Cloud関連資格の初受験を検討している方
【注意】
本記事は2022/07の受験を通して、資格試験に必要なものや当日の流れを記載しております。
これらの情報は更新されている可能性がございますので、実際に受験する際は、必ず公式ページから最新の情報をご確認ください。
経緯
目標として、Google Cloudのプロフェッショナル認定資格をいくつか取得したいと考えております。
しかし、初めてのGoogle Cloudの資格受験であったため、Associate Cloud Engineer を選択しました。
自信のある方は、Associate Cloud Engineer と出題範囲が類似している、プロフェッショナル認定資格のProfessional Cloud Architect を初受験から検討しても良いかと思います。
また、Associate Cloud Engineer 合格後も、学習した記憶が新しいうちにProfessional Cloud Architect を受験するべきかと考えております。私も近日受験予定です。
遠隔監視オンライン試験について
Google Cloudの資格試験には、以下2つの受験方法があります。
・遠隔監視オンライン試験
・テストセンターでオンサイト監視試験
テストセンターでオンサイト監視試験とは、いわゆる現地での受験となります。各地にあるテストセンターに出向いての資格試験です。
対して、遠隔監視オンライン試験では自宅の環境などからの受験を行うことができます。移動が不要となる、非常に嬉しい試験形態です。ただ、遠隔受験であることから、監視や試験環境の条件等があります。
遠隔監視オンライン試験について
今回の受験形態である、遠隔監視オンライン試験(自宅からの受験)について、下記の点を記載します。
・申し込み方法
・必要なもの (あればよいもの)
・前日までの準備
・当日の流れ
・当日の注意点
・試験結果の通知
申し込み方法
公式ページから登録(申し込み)が可能です。受験したい資格を選択してください。
次に、オンライン受験にあたり、必須となるもの/あるとよいと感じたものについて記載します。
必須となるもの
- 受験する場所(周りに何もない空間)
- システム要件を満たすPC
- カメラ
- マイク
用意しておけばよかったと感じたもの
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ノートPCの場合でも、外付けUSBカメラ (安定稼働/しっかりと固定できるもの)
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移動できる照明
監視の際に、受験者の視線を確認する必要があるようです。
光源との位置関係が重要なようで、今回の受験でもポジションの変更を何度か行い、ギリギリOKをもらえたような状況でした。移動できる照明を用意しておくと、柔軟に対応可能だと思います。
前日までの準備
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生体認証情報の登録
受験の24時間前までに、生体認証情報(顔写真)の撮影が必要となります。
試験日確定の通知を受けたタイミングで登録するなど、忘れずに実施してください。 -
試験用PC環境の準備
試験用のブラウザをインストールしておく必要があります。
カメラやマイクを使用することになるため、セキュリティの設定も確認しておくことをお勧めします。
オンライン試験当日の流れ
登録している試験開始時間の10分前から待機が可能でした。開始時に生体(顔)認証が必要となります。
開始時間となると、試験官の方とのやり取りをすることになり、案内に従って試験開始の準備を実施し試験が開始されます。試験開始から終了までのカウントダウンが始まりましたので、準備の段階では急ぐ必要はなさそうです。
全問題への解答終了後、見直しの画面が表示され、そこでも完了を選択すると完全に試験が終了となります。この段階で、試験結果の見込みが表示されておりました。
オンライン試験当日の注意点(反省点)
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カメラについて
ノートPCの内蔵カメラ/マイクで受験いたしました。
受験中は問題ないのですが、受験前に環境の確認としてカメラにて周辺を確認する際に、ノートPCを抱えて動き回ることになってしまいました。簡単に動かせるUSBカメラなどが用意できれば楽だったかな、と思います。
ただし、環境の確認から受験終了まで、映像が途切れると試験自体が無効となるようですので、外部カメラなどを用いる際は、安定稼働することを確かめたうえ、受験中はしっかりと固定(顔を途切れず映す必要あり)したうえでの実施をお勧めします。 -
空調について
当日、空調がない部屋で受験してしまい、部屋の閉め切りによって試験後半は暑さに悩まされました。普段使っていない空部屋などでの受験を検討している方は、空調関係についてもお気を付けください。
飲食物の持ち込みも禁止であり、試験は長丁場となりますので、夏場や冬場は特に留意するべきと感じました。
試験結果の通知
オンライン試験の場合、テストセンターでの受験と比べると、認定までの日数が多くかかるようです。
試験日から7日後に、認定が確定したとして通知がありました。オンライン形式のデジタル認定証を取得できます。
学習方法について
Associate Cloud Engineerの資格受験にあたり、学習したことを記載いたします。
また、今回の試験に対してのフィードバックも記載してみます。1回の受験(50問)での感覚なので、流し読みいただければ幸いです。
行ったこと
- 模擬試験の実施
- Google Cloud公式
- Udemy 模擬試験問題集(200問)
- 公式ドキュメントの閲覧
- Google Cloudでの実際の操作
学習効果が高かったと感じたこと
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模擬問題からの傾向の把握
Google Cloud関連試験の初受験となりましたので、模擬問題を通して、問題の雰囲気や出題ジャンル,選択肢の傾向などを把握することができました。
例)- 模擬問題で「Nearline ストレージ」に関する出題があった
-> 「ストレージ クラス」全体の種類・特徴をつかんでおく - gcloud関連のコマンドに関する出題が多くあった
-> コマンドの傾向について掴む ('gcloud ~ 動詞 [対象]'となることが多い、など)
- 模擬問題で「Nearline ストレージ」に関する出題があった
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公式ドキュメント
Google Cloudでは、日本語の公式ドキュメントが多く用意されております。
実際に操作ができれば、より学習効果は高いかと思いますが、短時間のドキュメントの閲覧のみでも充分な情報を得ることができます。
特に、ユースケースやベストプラクティスから、ダイレクトに解答に繋がる情報を多く獲得できていたように思えます。頻出のジャンルについては、チェックしてみてはいかがでしょうか。
イマイチだと感じたこと
- 模擬試験の繰り返し実施(暗記)
模擬問題について、解答を記憶することによるメリットは少なかったと顧みています。
実際の試験と模擬試験では、同一の出題はなく、出題傾向にも乖離があったように思えます。
特に、Udemyの模擬問題では、コマンド実行に関する出題が多い印象でしたが、試験では2,3問程度しか出題されませんでした。
同一の問題は出題されないことを前提に、模擬試験での学習を実施することが重要だと感じました。
おわりに
初の遠隔監視オンライン試験でしたが、移動もなく、自宅での受験ということで、リラックスして受験することができたように思えます。
Google Cloud関連資格を受験する際は、ぜひ遠隔監視オンライン試験を検討してみてください。
Associate Cloud Engineerに続いて、プロフェッショナル資格の受験も予定しております。
改めてレポートできればと考えております。よろしくお願いいたします。