ネットワークのトラシューに使うコマンドのメモ

net-toolsとiproute2

• net-tools
  • ifconfig等が含まれているパッケージ
  • 開発が2011年で止まっている
  • /proc以下のファイルから情報を収集しているため、正確さに欠ける
• iproute2
  • ipコマンド等が含まれているパッケージ
  • net-toolsよりもパフォーマンスが高い
  • Netlink APIを使用して情報を収集しているため、正確

NICの確認

# ip linkで出力される情報 + IPの情報
$ ip a
# net-toolsを使用する場合
$ ifconfig

# 有線LANのNICの詳細
$ ethtool en0
# 無線LANのNICの詳細
$ iwconfig wlan0

# 統計情報の確認
$ ip -statistics link
# net-toolsの場合
$ netstat -i

ARPテーブル

# 一覧
$ ip neigh show
# net-toolsを使用する場合
$ arp -a

# 動的に追加されたエントリを削除
$ sudo ip neigh flush 192.168.0.1
# net-toolsを使用する場合
$ sudo arp -d 192.168.0.1

# ARPテーブルのモニタリング
$ ip monitor

ルーティングテーブル

$ ip route
# net-toolsの場合
$ route

ソケット

$ ss
# net-toolsの場合
$ netstat

ハードウェアの確認

$ lshw

疎通確認

• 送信側

$ ping 192.168.0.1

• 受信側

$ sudo tcpdump -i eth0 src host 192.168.0.1
# キャプチャしたパケットをファイルに出力する場合
# 出力されたファイルはWiresharkから読み込むことも可能
$ sudo tcpdump -w hoge.cap -C 1 -Z root -i eth0 src host 192.168.0.1

余談

• iproute2にはtc(Traffic Control)コマンドが含まれており、ネットワークのレイテンシやスループットを制御することが可能となっている